The previous night of the world revolution8~F.D.~

「大丈夫だよ…。ちゃんと料理本見ながら作るから」

「そうですよ。豚女に心配されなくても、ルルシーはシェフですから」

こら、ルレイア。ブロテに変なあだ名をつけるんじゃない。

あと、俺をシェフと言うな。大風呂敷を広げ過ぎだ。

昔は、よくルレイア達にせがまれて、チキンサルサだの何だのと作ってきたけど…。

最近は、ルリシヤにルーチェスと、俺より遥かに料理上手な幹部が増えたからな。

特にルーチェスなんか、つい最近料理を始めたばかりとは思えない熟練の腕前。

ルリシヤもルリシヤで、正月のお雑煮に入れるお餅を自分で撞くくらいだからな…。

俺みたいなにわか料理上手じゃ、とても真似出来ないレベル。

あいつらの料理を食べ付けてたら、俺の料理なんて大して美味しくないかもしれないが…。

連日のハイカロリー弁当よりはマシだろうってことで。

「それでルルシー、今日は何を作るんですか?」

「えっと…。とりあえず、野菜をたくさん食べたいってことで…このページの…ほら。これ、ミネストローネ作ろうと思って」

『食欲がない時のヘルシーメニュー』レシピ集に載っている、スープメニュー。

野菜たっぷりミネストローネである。

「おぉ…。美味しそうですね」

「食べられそうか?ルレイア」

「はい。ルルシーの手汗と手垢がたっぷり入ったスープだと思ったら、もう何でも涎が出そ、」

「あー、はいはい。そういうのは良いからなー」

「相手してくださいよぅ、ルルシ〜」

はいはい。

料理の邪魔だから。後でな。

…さて、それじゃあ始めるとするか。