俺とルルシーは、そのまま帝国自警団本部に直行した。
牢屋が待っているのかと思いきや。
用意されていたのは、以前俺が帝国自警団にお世話になっていた時に使っていた、あの部屋だった。
「二人共、ここ使ってくれるかな。ルレイア卿は前にも来たことあるよね」
「えぇ。覚えてますよ」
あの時は一人だったけど、今日はルルシーが一緒ですね。
「突然のことだったから、二人分の部屋が用意出来なかったんだけど…」
「良いですよ。二人一緒で」
「むしろ、俺はルレイアと同室じゃないと困る」
え?ルルシー、それってまさか…。
「ルルシー…あなた、まさかこんなところで…!」
「…何を誤解してるのか知らないが、見張ってないと不安なだけだからな」
「にゅふふふ…」
「その気持ち悪い笑い声やめろ」
気持ち悪いってどういう意味ですか。
俺の微笑みは素敵でしょう?
ブロテもブロテで、細かいことは気にしないタチなのか。
あるいは、お得意の天然属性を発揮したのか。
「それは良かった。じゃ、二人でこの部屋を使って。何か必要なものがあったら教えてね」
「はい、分かりました」
俺はルルシーと共に、懐かしい部屋に入った。
以前来た時と、特に変わったところはない。
「お。久し振りに来ましたねー。ここ」
「…」
ルルシーは俺の言葉に答えず、警戒心剥き出しで周囲を見回していた。
…出ましたね。ルルシーの心配性が。
何か、罠が仕掛けられてるんじゃないかと。
「大丈夫ですって、ルルシー…そんなに心配しなくても」
「…多分大丈夫なんだってことは分かってるよ。でも、お前があまりに無警戒で無防備だから、俺が代わりに二人分警戒してるんだ」
いつもありがとうございます、ルルシー。
あなたのそういうところが大好きです。
じゃ、俺の分の警戒は、ルルシーが代わりにやってくれてるんで。
俺は呑気に、紅茶でも淹れて飲みましょうかね。
「ふー。じゃあちょっと寛ぎますか。ルルシー、ミルクティーとレモンティーどっちにします?」
「…コーヒー」
もー、ルルシーったら困ったちゃん。
じゃ、リラックス出来るようにミルクティー淹れてあげますかね。
俺が紅茶を淹れている間、ルルシーはルリシヤさながら。
室内に盗聴器の類が仕掛けられていないか、事細かにチェックしていた。
ソファの下を覗いたり。コンセントの近くを物色したり。
果ては、テーブルの上に登って、蛍光灯を外して確認している始末。
完全に不審者ですよ。もー…。
「ルルシーったら…。本当に大丈夫ですって」
テーブルから降りてくださいよ。紅茶置けないじゃないですか。
「…カメラや盗聴器はなさそうだな」
「帝国自警団に、俺達を監視する必要はありませんからね」
その点では、ブロテをもう少し信用してやっても良いと思いますよ。
牢屋が待っているのかと思いきや。
用意されていたのは、以前俺が帝国自警団にお世話になっていた時に使っていた、あの部屋だった。
「二人共、ここ使ってくれるかな。ルレイア卿は前にも来たことあるよね」
「えぇ。覚えてますよ」
あの時は一人だったけど、今日はルルシーが一緒ですね。
「突然のことだったから、二人分の部屋が用意出来なかったんだけど…」
「良いですよ。二人一緒で」
「むしろ、俺はルレイアと同室じゃないと困る」
え?ルルシー、それってまさか…。
「ルルシー…あなた、まさかこんなところで…!」
「…何を誤解してるのか知らないが、見張ってないと不安なだけだからな」
「にゅふふふ…」
「その気持ち悪い笑い声やめろ」
気持ち悪いってどういう意味ですか。
俺の微笑みは素敵でしょう?
ブロテもブロテで、細かいことは気にしないタチなのか。
あるいは、お得意の天然属性を発揮したのか。
「それは良かった。じゃ、二人でこの部屋を使って。何か必要なものがあったら教えてね」
「はい、分かりました」
俺はルルシーと共に、懐かしい部屋に入った。
以前来た時と、特に変わったところはない。
「お。久し振りに来ましたねー。ここ」
「…」
ルルシーは俺の言葉に答えず、警戒心剥き出しで周囲を見回していた。
…出ましたね。ルルシーの心配性が。
何か、罠が仕掛けられてるんじゃないかと。
「大丈夫ですって、ルルシー…そんなに心配しなくても」
「…多分大丈夫なんだってことは分かってるよ。でも、お前があまりに無警戒で無防備だから、俺が代わりに二人分警戒してるんだ」
いつもありがとうございます、ルルシー。
あなたのそういうところが大好きです。
じゃ、俺の分の警戒は、ルルシーが代わりにやってくれてるんで。
俺は呑気に、紅茶でも淹れて飲みましょうかね。
「ふー。じゃあちょっと寛ぎますか。ルルシー、ミルクティーとレモンティーどっちにします?」
「…コーヒー」
もー、ルルシーったら困ったちゃん。
じゃ、リラックス出来るようにミルクティー淹れてあげますかね。
俺が紅茶を淹れている間、ルルシーはルリシヤさながら。
室内に盗聴器の類が仕掛けられていないか、事細かにチェックしていた。
ソファの下を覗いたり。コンセントの近くを物色したり。
果ては、テーブルの上に登って、蛍光灯を外して確認している始末。
完全に不審者ですよ。もー…。
「ルルシーったら…。本当に大丈夫ですって」
テーブルから降りてくださいよ。紅茶置けないじゃないですか。
「…カメラや盗聴器はなさそうだな」
「帝国自警団に、俺達を監視する必要はありませんからね」
その点では、ブロテをもう少し信用してやっても良いと思いますよ。


