温かい餞別の言葉をくれたのは、シュノさんだけではなかった。
「ルレ公、アリューシャも忘れんなよ!狙撃して欲しい奴がいたら、アリューシャに言えよ。誰でも撃ち抜いてやるから」
「はい…。そうします」
もし追手に追いつかれてにっちもさっちも行かなくなったら、その時はアリューシャに頼みますよ。
非常に頼もしい。
それから。
「ルレイア先輩、これを持っていけ」
ルリシヤが、手のひら大のポーチを差し出した。
「これは…?」
「逃亡中は、何があるか分からないからな。もし困ることがあったら、それを開けてみてくれ。ルレイア先輩の役に立つかもしれない」
「僕も一緒に中身を詰めたんですよ。離れていても、ルレイア師匠の手助けが出来るように」
ルリシヤと、それからルーチェスがそう言った。
…成程。そういうことなら、有り難く受け取っておきましょう。
それから。
「潜伏中、私達に何か伝えたいことや頼みたいことがあったら、このアドレスか、この電話番号を使って」
今度はアイズが、小さなメモ用紙を差し出した。
そこには、電話番号と、メールアドレスが一つずつ記載されていた。
「この番号は盗聴の恐れはないし、こっちのアドレスは私のシークレットアドレスだから。誰にも見られることはないよ」
「分かりました。いざという時は、使わせてもらいます」
「良い?二人だけでどうにも出来ないことが起きたら、必ず連絡するんだよ。何があっても助けに行くから」
「…ありがとうございます」
こんな感動的な瞬間ってありますかね。
仲間との絆の有り難みが、心に染み渡るようですよ。
「…それと、ついさっき届いたよ。アシュトーリアさんから伝言」
アイズが、自分のスマホを取り出して、その画面を俺とルルシーにみせた。
そこには、事情を聞きつけたアシュトーリアさんから、温かい言葉が記されていた。
『何があっても、何処に行っても、あなた達は私の大切な家族よ。
だから、必ず無事に帰ってきなさい。』
とのこと。
「…勿論、そのつもりですよ。アシュトーリアさん…」
多くは語らないってところが格好良いですよね。
必ず帰ってきます。
俺は、心にそう決めた。
ルルシーもきっと、同じ気持ちだと思う。
…それじゃ。
「行ってきます。皆さん」
「行ってらっしゃい。ルレイア、ルルシー」
俺とルルシーは、かけがえのない仲間達に手を振って。
二人、当て所もない逃避行に出発した。
「ルレ公、アリューシャも忘れんなよ!狙撃して欲しい奴がいたら、アリューシャに言えよ。誰でも撃ち抜いてやるから」
「はい…。そうします」
もし追手に追いつかれてにっちもさっちも行かなくなったら、その時はアリューシャに頼みますよ。
非常に頼もしい。
それから。
「ルレイア先輩、これを持っていけ」
ルリシヤが、手のひら大のポーチを差し出した。
「これは…?」
「逃亡中は、何があるか分からないからな。もし困ることがあったら、それを開けてみてくれ。ルレイア先輩の役に立つかもしれない」
「僕も一緒に中身を詰めたんですよ。離れていても、ルレイア師匠の手助けが出来るように」
ルリシヤと、それからルーチェスがそう言った。
…成程。そういうことなら、有り難く受け取っておきましょう。
それから。
「潜伏中、私達に何か伝えたいことや頼みたいことがあったら、このアドレスか、この電話番号を使って」
今度はアイズが、小さなメモ用紙を差し出した。
そこには、電話番号と、メールアドレスが一つずつ記載されていた。
「この番号は盗聴の恐れはないし、こっちのアドレスは私のシークレットアドレスだから。誰にも見られることはないよ」
「分かりました。いざという時は、使わせてもらいます」
「良い?二人だけでどうにも出来ないことが起きたら、必ず連絡するんだよ。何があっても助けに行くから」
「…ありがとうございます」
こんな感動的な瞬間ってありますかね。
仲間との絆の有り難みが、心に染み渡るようですよ。
「…それと、ついさっき届いたよ。アシュトーリアさんから伝言」
アイズが、自分のスマホを取り出して、その画面を俺とルルシーにみせた。
そこには、事情を聞きつけたアシュトーリアさんから、温かい言葉が記されていた。
『何があっても、何処に行っても、あなた達は私の大切な家族よ。
だから、必ず無事に帰ってきなさい。』
とのこと。
「…勿論、そのつもりですよ。アシュトーリアさん…」
多くは語らないってところが格好良いですよね。
必ず帰ってきます。
俺は、心にそう決めた。
ルルシーもきっと、同じ気持ちだと思う。
…それじゃ。
「行ってきます。皆さん」
「行ってらっしゃい。ルレイア、ルルシー」
俺とルルシーは、かけがえのない仲間達に手を振って。
二人、当て所もない逃避行に出発した。


