「お願いです…。俺のことを思ってくれるなら、あなたはここに残って、他の皆さんを支えてあげてください」
「…そんな…。ズルいわ、そんな言い方、ズルい…」
済みません。俺、ズルい男ですね。
シュノさんには誠実でありたいと思っていたのに。
…だけど、これだけはどうしても譲れないのだ。
大切な『青薔薇連合会』を守る為に…。
「…分かった。そこまで言うなら、もう止めない。『青薔薇連合会』を出ていくと良い」
「…アイズ…!何を言うの?」
「勘違いしないで、シュノ。君達が出ていくのは、『ほとぼりが冷めるまでの間』だけだ」
「…え」
シュノさんはぽかんとしていたけど、アイズの顔は真剣そのものだった。
「こうなった以上、事態が落ち着くまで隠れておいて。その間に私達が、真犯人を見つけるから」
…ほう。
断言しますか。それは大きく出ましたね。
「まぁ、それが俺達に出来ることだろうな。心配するな、先輩方。この名探偵ルリシヤが、必ず犯人を見つけてやろう」
「勿論僕もお手伝いしますよ。師匠を助けるのは弟子の務めですからね」
ルリシヤと、ルーチェスが続けて言った。
「アリューシャは…アリューシャは馬鹿だけど、出来ることも狙撃くらいしかねーけど。でも、誰でも撃ち抜いてやるから。ルレ公を陥れた奴、何人でも、何キロ先からでも撃ち抜いてやる。それでルレ公が戻ってくんなら」
「…アリューシャ…」
…それは頼もしいですね。
アリューシャが言うと、あながち誇張に聞こえないから凄い。
「だからシュノも、ここに残って、私達と一緒に真犯人を見つける手助けをしてくれないかな」
「…」
アイズの頼みに、シュノさんは無言で俯いた。
それでも彼女は、俺についてきたいという思いがあるのだろう。
一緒に来てくださいと、俺だってそう言いたい。
だけど、俺はそう言いたい気持ちをぐっと堪えた。
「…お願いします、シュノさん」
代わりに、シュノさんの手を優しく握り返した。
「俺の帰ってくる場所を守ってください。何もかも全部終わって、落ち着いて、俺の無罪が晴れたら、必ず戻ってきますから」
「…ルレイア…」
「頼んでも良いですか?」
「…。…うん、分かった」
シュノさんは、俺の手をぎゅっと握り返しながら答えた。
涙を滲ませて、それでも迷いのない瞳で。
「ルレイアが頑張るなら…私も頑張る。二人が戻ってくる場所…ちゃんと…守るから。任せて」
「えぇ。お願いします」
「いつまででも…ずっと待ってるから。絶対、帰ってきて…」
…頼まれるまでもありませんよ、そんなこと。
他に帰りたいところなんて、ここ以外ないんだから。
「必ず帰ってきます。約束します」
「私の力が必要だったら、いつでも言ってね。帝国騎士団が相手でも、あなたの為なら怖くないわ」
そう言うシュノさんの言葉には、迷いも躊躇いもなかった。
「…そんな…。ズルいわ、そんな言い方、ズルい…」
済みません。俺、ズルい男ですね。
シュノさんには誠実でありたいと思っていたのに。
…だけど、これだけはどうしても譲れないのだ。
大切な『青薔薇連合会』を守る為に…。
「…分かった。そこまで言うなら、もう止めない。『青薔薇連合会』を出ていくと良い」
「…アイズ…!何を言うの?」
「勘違いしないで、シュノ。君達が出ていくのは、『ほとぼりが冷めるまでの間』だけだ」
「…え」
シュノさんはぽかんとしていたけど、アイズの顔は真剣そのものだった。
「こうなった以上、事態が落ち着くまで隠れておいて。その間に私達が、真犯人を見つけるから」
…ほう。
断言しますか。それは大きく出ましたね。
「まぁ、それが俺達に出来ることだろうな。心配するな、先輩方。この名探偵ルリシヤが、必ず犯人を見つけてやろう」
「勿論僕もお手伝いしますよ。師匠を助けるのは弟子の務めですからね」
ルリシヤと、ルーチェスが続けて言った。
「アリューシャは…アリューシャは馬鹿だけど、出来ることも狙撃くらいしかねーけど。でも、誰でも撃ち抜いてやるから。ルレ公を陥れた奴、何人でも、何キロ先からでも撃ち抜いてやる。それでルレ公が戻ってくんなら」
「…アリューシャ…」
…それは頼もしいですね。
アリューシャが言うと、あながち誇張に聞こえないから凄い。
「だからシュノも、ここに残って、私達と一緒に真犯人を見つける手助けをしてくれないかな」
「…」
アイズの頼みに、シュノさんは無言で俯いた。
それでも彼女は、俺についてきたいという思いがあるのだろう。
一緒に来てくださいと、俺だってそう言いたい。
だけど、俺はそう言いたい気持ちをぐっと堪えた。
「…お願いします、シュノさん」
代わりに、シュノさんの手を優しく握り返した。
「俺の帰ってくる場所を守ってください。何もかも全部終わって、落ち着いて、俺の無罪が晴れたら、必ず戻ってきますから」
「…ルレイア…」
「頼んでも良いですか?」
「…。…うん、分かった」
シュノさんは、俺の手をぎゅっと握り返しながら答えた。
涙を滲ませて、それでも迷いのない瞳で。
「ルレイアが頑張るなら…私も頑張る。二人が戻ってくる場所…ちゃんと…守るから。任せて」
「えぇ。お願いします」
「いつまででも…ずっと待ってるから。絶対、帰ってきて…」
…頼まれるまでもありませんよ、そんなこと。
他に帰りたいところなんて、ここ以外ないんだから。
「必ず帰ってきます。約束します」
「私の力が必要だったら、いつでも言ってね。帝国騎士団が相手でも、あなたの為なら怖くないわ」
そう言うシュノさんの言葉には、迷いも躊躇いもなかった。


