マリーフィアを置き去りに、清々しい思いでカミーリア家を出た。
ちなみに、メリーディアのことはそのまま放置している。
彼女は俺が裏切り者だと知っているが、そのことはもう気にしていない。
マリーフィアもユリーフィア母も、俺のことを全面的に信頼しきっている。
時間をかけてそのように洗脳したのだから、当然である。
メリーディアがいくら本当のことを…俺が『ローズ・ブルーダイヤ』を狙ってこの屋敷に来たことを話しても。
「ルナニアさんがそんなことする訳ありませんわ」と一喝されるのは、目に見えている。
ましてやメリーディアは、ただでさえ、この家でぞんざいな扱いを受けている身。
余計、メリーディアの言うことなんて誰も聞く耳を持たないだろう。
それが分かっているからこそ、俺はメリーディアに本当のことを話したのだ。
そこまで全部想定済み。
いやはや。ここまで完璧に任務を達成出来たら、気持ち良いですね。
あとは、あの忌々しい帝国騎士団に、辞表届を出すだけである。
カミーリア家を後にした、その翌日。
朝、早速ルルシーに、目的を達成したことを伝えた。
すると。
「本当か!?」
「は…はい…」
ルルシーは予想以上に食い気味に、俺の肩をがっしりと掴んだ。
びっくりしましたよ。大胆ですねルルシー。
ここが屋外じゃなかったら、そのまま押し倒してくれて良かったんですけどね。
「大丈夫か?危険なことはなかったんだろうな?」
「は、はい…。大丈夫ですけど」
「怪我はないな?無事なんだな?」
「この通り、ピンピンしてますよ」
元気いっぱいのルレイアですよ。
「…そうか…。そうなんだな…良かった…」
「ルルシーったら、また心配してたんですか?」
「当たり前だろ。お前は常日頃、俺に心配と不安をかけてるんだってことを自覚しろ」
それは済みません。
俺のせいで、ルルシーの心労が尽きませんね。
「済みません。でも、目的は達成しましたから」
「そうか。それで…結局、『ローズ・ブルーダイヤ』はどうなった?カミーリア家の宝物庫に戻したんだよな?」
えーと…それは…。
この場で、先にルルシーだけに説明しても良いんですけど…。
「…それについては、『青薔薇連合会』に帰ってから、アイズ達の前で説明しても良いですか?」
「何?」
疑うような眼差しで、ジロッとこちらを見るルルシー。
自分が信用出来ないと言うのか、と思っているのだろうか。
それは大きな間違いだ。
「済みません。ルルシーを信用してない訳じゃなくて…」
「そうじゃない。ただ、危険なことを隠してるんじゃないかって心配してるだけだ」
あぁ、成程そういうこと。
危険…ない、とはっきり言えたら良かったんですけどねぇ。
「…正直、何とも言えません」
「あっそ。じゃあ言え」
ちょっと。
そこは俺の意志を尊重して、「分かった。それなら待つ」と言ってくれるところじゃないんですか。
ちなみに、メリーディアのことはそのまま放置している。
彼女は俺が裏切り者だと知っているが、そのことはもう気にしていない。
マリーフィアもユリーフィア母も、俺のことを全面的に信頼しきっている。
時間をかけてそのように洗脳したのだから、当然である。
メリーディアがいくら本当のことを…俺が『ローズ・ブルーダイヤ』を狙ってこの屋敷に来たことを話しても。
「ルナニアさんがそんなことする訳ありませんわ」と一喝されるのは、目に見えている。
ましてやメリーディアは、ただでさえ、この家でぞんざいな扱いを受けている身。
余計、メリーディアの言うことなんて誰も聞く耳を持たないだろう。
それが分かっているからこそ、俺はメリーディアに本当のことを話したのだ。
そこまで全部想定済み。
いやはや。ここまで完璧に任務を達成出来たら、気持ち良いですね。
あとは、あの忌々しい帝国騎士団に、辞表届を出すだけである。
カミーリア家を後にした、その翌日。
朝、早速ルルシーに、目的を達成したことを伝えた。
すると。
「本当か!?」
「は…はい…」
ルルシーは予想以上に食い気味に、俺の肩をがっしりと掴んだ。
びっくりしましたよ。大胆ですねルルシー。
ここが屋外じゃなかったら、そのまま押し倒してくれて良かったんですけどね。
「大丈夫か?危険なことはなかったんだろうな?」
「は、はい…。大丈夫ですけど」
「怪我はないな?無事なんだな?」
「この通り、ピンピンしてますよ」
元気いっぱいのルレイアですよ。
「…そうか…。そうなんだな…良かった…」
「ルルシーったら、また心配してたんですか?」
「当たり前だろ。お前は常日頃、俺に心配と不安をかけてるんだってことを自覚しろ」
それは済みません。
俺のせいで、ルルシーの心労が尽きませんね。
「済みません。でも、目的は達成しましたから」
「そうか。それで…結局、『ローズ・ブルーダイヤ』はどうなった?カミーリア家の宝物庫に戻したんだよな?」
えーと…それは…。
この場で、先にルルシーだけに説明しても良いんですけど…。
「…それについては、『青薔薇連合会』に帰ってから、アイズ達の前で説明しても良いですか?」
「何?」
疑うような眼差しで、ジロッとこちらを見るルルシー。
自分が信用出来ないと言うのか、と思っているのだろうか。
それは大きな間違いだ。
「済みません。ルルシーを信用してない訳じゃなくて…」
「そうじゃない。ただ、危険なことを隠してるんじゃないかって心配してるだけだ」
あぁ、成程そういうこと。
危険…ない、とはっきり言えたら良かったんですけどねぇ。
「…正直、何とも言えません」
「あっそ。じゃあ言え」
ちょっと。
そこは俺の意志を尊重して、「分かった。それなら待つ」と言ってくれるところじゃないんですか。


