さて、次なる被害者は。
最初の爆発音から数分経ち、少しずつ帝国騎士達も落ち着きを取り戻したかと思われたが。
そのタイミングで、次なる極悪トラップが発動していた。
「くそっ、駄目だ…!電話が通じない!」
「俺もだ!」
二人の男性帝国騎士が、苛立たしげにスマホを耳に当てていた。
どうやら、異常事態を察知した彼らは、スマホで外部に連絡を取ろうとしているようだ。
しかし、その電話は通じない。
「何でなんだ…?充電はちゃんとあるし、今朝までちゃんと通じてたのに…」
「まさか…これも敵の攻撃なのか…!?」
…ご明察。
一時的にこの周辺一帯を電波ジャックさせてもらった。
訓練の一環ということで、事前にオルタンスの許可はもらっているが。
それでも、実際に電波ジャックを成功させるなんて、並大抵の技術じゃないぞ。
そして、そんなことが出来る人物を、俺は一人しか知らない。
「こうなったら、無線機で連絡を取るしかないな」
スマホでの連絡を諦め、彼らは非常用の無線機に手を伸ばした。
…これも想定通り。
「…あれ?あれ?これも動かないぞ…!?」
「ちょっと貸してみろよ。…あれ…?」
帝国騎士達が無線機を動かそうとするも、無線機は、ジジジ、ジジ、と異音を立てるだけで繋がらない。
すると。
「あ…繋がった」
突然、息を吹き返したように無線機が蘇った。
どうやら、他でも同じように無線機を使っている者がいるようで。
『…り…かえす。二階西館に応援求む。手の空いた帝国騎士は、至急二階西館に集合されたし。繰り返す。二階西館に応援求む…』
応援要求の声が、無線機から聞こえてきた。
「…!聞いたか?二階西館だって」
「じゃあ、さっきの爆発…もしかしてそこで?」
「分からない…。でも、応援を求めてるってことは、そこに犯人か…あるいは、救助を求めてる人がいるのかもしれない」
「よし、行ってみよう!」
内心では怯えているのだろうに、何とか仲間達と共に、勇気を奮い立たせ。
無線機の声に従って、二人は駆け足で二階西館に向かった。
…しかし、これは巧妙に仕掛けられた罠なのである。
俺とルレイアは、二人の帝国騎士の後をつけて、二階西館に向かった。
すると、そこには同じく無線機の声を聞いた帝国騎士達が集まっていた。
「あれっ…?二階西館って…ここだよな?」
「あぁ、そのはずだが…。お前も無線機の声を聞いたのか?」
「あぁ…ここに来いって言ってたから来たのに、何も…」
「…ん?向こうから、何か音が…」
廊下の先から聞こえてきた、何やら物々しい音の方向に目を向けると。
そこには、黒いマントをまとい、黒いスカートを穿いた…。
「…まんまと釣られて来たわね」
拳銃を左右の手に持った、『青薔薇連合会』唯一の女性幹部。
シュノの姿が、そこにあった。
…すげぇ。めっちゃ貫禄ある。
俺が帝国騎士の立場だったら、泣いて逃げ出すレベル。
最初の爆発音から数分経ち、少しずつ帝国騎士達も落ち着きを取り戻したかと思われたが。
そのタイミングで、次なる極悪トラップが発動していた。
「くそっ、駄目だ…!電話が通じない!」
「俺もだ!」
二人の男性帝国騎士が、苛立たしげにスマホを耳に当てていた。
どうやら、異常事態を察知した彼らは、スマホで外部に連絡を取ろうとしているようだ。
しかし、その電話は通じない。
「何でなんだ…?充電はちゃんとあるし、今朝までちゃんと通じてたのに…」
「まさか…これも敵の攻撃なのか…!?」
…ご明察。
一時的にこの周辺一帯を電波ジャックさせてもらった。
訓練の一環ということで、事前にオルタンスの許可はもらっているが。
それでも、実際に電波ジャックを成功させるなんて、並大抵の技術じゃないぞ。
そして、そんなことが出来る人物を、俺は一人しか知らない。
「こうなったら、無線機で連絡を取るしかないな」
スマホでの連絡を諦め、彼らは非常用の無線機に手を伸ばした。
…これも想定通り。
「…あれ?あれ?これも動かないぞ…!?」
「ちょっと貸してみろよ。…あれ…?」
帝国騎士達が無線機を動かそうとするも、無線機は、ジジジ、ジジ、と異音を立てるだけで繋がらない。
すると。
「あ…繋がった」
突然、息を吹き返したように無線機が蘇った。
どうやら、他でも同じように無線機を使っている者がいるようで。
『…り…かえす。二階西館に応援求む。手の空いた帝国騎士は、至急二階西館に集合されたし。繰り返す。二階西館に応援求む…』
応援要求の声が、無線機から聞こえてきた。
「…!聞いたか?二階西館だって」
「じゃあ、さっきの爆発…もしかしてそこで?」
「分からない…。でも、応援を求めてるってことは、そこに犯人か…あるいは、救助を求めてる人がいるのかもしれない」
「よし、行ってみよう!」
内心では怯えているのだろうに、何とか仲間達と共に、勇気を奮い立たせ。
無線機の声に従って、二人は駆け足で二階西館に向かった。
…しかし、これは巧妙に仕掛けられた罠なのである。
俺とルレイアは、二人の帝国騎士の後をつけて、二階西館に向かった。
すると、そこには同じく無線機の声を聞いた帝国騎士達が集まっていた。
「あれっ…?二階西館って…ここだよな?」
「あぁ、そのはずだが…。お前も無線機の声を聞いたのか?」
「あぁ…ここに来いって言ってたから来たのに、何も…」
「…ん?向こうから、何か音が…」
廊下の先から聞こえてきた、何やら物々しい音の方向に目を向けると。
そこには、黒いマントをまとい、黒いスカートを穿いた…。
「…まんまと釣られて来たわね」
拳銃を左右の手に持った、『青薔薇連合会』唯一の女性幹部。
シュノの姿が、そこにあった。
…すげぇ。めっちゃ貫禄ある。
俺が帝国騎士の立場だったら、泣いて逃げ出すレベル。


