The previous night of the world revolution8~F.D.~

しかし、そんな気取らないスナイパーアリューシャのことが、素人のルーチェス嫁には新鮮に見えたようで。

「スナイパーかぁ。かっこいー!なんか憧れちゃうなー。ルーチェス君より格好良いかも?」

「なっ!聞き捨てならないですね、今の台詞は」

確かにアリューシャは、スナイパーライフルを持ってる時だけは格好良いんだけとな…。

「これはいけませんね。今夜はベッドで朝まで、僕の方が格好良いということを教えてあげなくては」

…そういうところだぞ、お前。

脅してるフリで嫁の胸を揉みしだいている奴の、何処が格好良いって?

「その調子ですよ、ルーチェス。頑張ってください」

ルレイアも煽るな。

「ありがとうございます、ルレイア師匠。こうしてはいられません。この調子でどんどん帝国騎士達を騙して、脅して、そしてセカイさんの胸をもみもみしてきます!」

「もみもみされてきまーす!」

変態カップル、再び出陣。

…この後、何の罪もない帝国騎士達が、一体何人この変態夫婦に騙され。

ポテチに釣られたアリューシャに撃たれ、情けなく白目を晒す羽目になるのか、と思うと。

何だか酷く気の毒で、帝国騎士の皆さんが可哀想でならなかった。

正直、もうこれ以上見ていられないよ。

しかし。

「さて、ルルシー。俺達も移動しましょうか」

「…そうだな…」

まだまだ、惨劇は終わっていないのである。

俺とルレイアは、この地獄絵図を仕掛けた張本人として、目を逸らす訳にはいかなかった。