「ふにゃぁぁ!くしゅぐった、るーひぇすく、ふにゃあははは!」
くすぐられながら、何故か楽しそうなルーチェス嫁。
しかし、これが茶番であると気づかない女性帝国騎士は。
「くっ…!この変態め…!」
…うん。俺もそう思う。
「こうなったら、力ずくでも助け…、」
ルーチェスのあまりの変態ぶりに、痺れを切らした女性帝国騎士が。
ルーチェスに駆け寄って、人質のルーチェス嫁を救出しようとした。
その時。
突然、窓ガラスが割れる音がしたかと思うと。
「えっ…」
「あぁっ…」
ルーチェスに駆け寄ろうとしていた女性帝国騎士二人が、その場にぐらりと倒れた。
外から狙撃されたのである。
女性帝国騎士二人は、倒れながら、撃たれた方向を見つめたが。
一言も発することは出来ず、そのまま白目を剥いて気を失った。
…あっという間の出来事だったな。
この二人は、恐らく自分が誰に撃たれたのか、何を撃ち込まれたのか理解する前に、意識を失ったことだろう。
これには俺もびっくりしたが、俺以上にびっくりしていたのは。
「えっ?あれっ?二人共倒れちゃったよ?大丈夫なの!?」
人質役として、ルーチェスにくすぐられていたルーチェス嫁である。
俺は、もう誰の仕業か理解しているけど。
初めて見るルーチェス嫁にとっては、驚き以外の何物でもないだろうな。
「心配要りませんよ、セカイさん。スナイパーに狙撃されただけです」
と、ルーチェスが説明した。
…やっぱりな。
動いている標的を、ここまで正確に狙撃出来るスナイパーを、俺は一人しか知らない。
「えっ、スナイパー?なんか格好良い!その人もルーチェス君の仲間なの?」
「はい。アリューシャさんっていう天才スナイパーです。ポテトチップス一袋渡したら、快く協力してくれました」
「そうなんだ、すごーい!」
…あいつ、ポテチ一袋で買収されてんの?
仮にも『青薔薇連合会』の幹部が、ポテチで買収されんな。
ルーチェスが人質犯を、そしてルーチェス嫁が人質役を演じ。
帝国騎士達を脅し、戸惑っているところを、アリューシャが狙撃する。
勿論、弾は実弾ではなく、ただの麻酔弾である。
即効性で、効果は覿面だが、一時間もすると効果が切れて目を覚ます。という、『青薔薇連合会』でもよく使われている麻酔弾だ。
今頃、ポテチをもらって気を良くしたアリューシャが、鼻歌交じりにライフルのスコープを覗いてると思うと。
間抜けなような、微笑ましいような、複雑な気持ちにさせられる。
くすぐられながら、何故か楽しそうなルーチェス嫁。
しかし、これが茶番であると気づかない女性帝国騎士は。
「くっ…!この変態め…!」
…うん。俺もそう思う。
「こうなったら、力ずくでも助け…、」
ルーチェスのあまりの変態ぶりに、痺れを切らした女性帝国騎士が。
ルーチェスに駆け寄って、人質のルーチェス嫁を救出しようとした。
その時。
突然、窓ガラスが割れる音がしたかと思うと。
「えっ…」
「あぁっ…」
ルーチェスに駆け寄ろうとしていた女性帝国騎士二人が、その場にぐらりと倒れた。
外から狙撃されたのである。
女性帝国騎士二人は、倒れながら、撃たれた方向を見つめたが。
一言も発することは出来ず、そのまま白目を剥いて気を失った。
…あっという間の出来事だったな。
この二人は、恐らく自分が誰に撃たれたのか、何を撃ち込まれたのか理解する前に、意識を失ったことだろう。
これには俺もびっくりしたが、俺以上にびっくりしていたのは。
「えっ?あれっ?二人共倒れちゃったよ?大丈夫なの!?」
人質役として、ルーチェスにくすぐられていたルーチェス嫁である。
俺は、もう誰の仕業か理解しているけど。
初めて見るルーチェス嫁にとっては、驚き以外の何物でもないだろうな。
「心配要りませんよ、セカイさん。スナイパーに狙撃されただけです」
と、ルーチェスが説明した。
…やっぱりな。
動いている標的を、ここまで正確に狙撃出来るスナイパーを、俺は一人しか知らない。
「えっ、スナイパー?なんか格好良い!その人もルーチェス君の仲間なの?」
「はい。アリューシャさんっていう天才スナイパーです。ポテトチップス一袋渡したら、快く協力してくれました」
「そうなんだ、すごーい!」
…あいつ、ポテチ一袋で買収されてんの?
仮にも『青薔薇連合会』の幹部が、ポテチで買収されんな。
ルーチェスが人質犯を、そしてルーチェス嫁が人質役を演じ。
帝国騎士達を脅し、戸惑っているところを、アリューシャが狙撃する。
勿論、弾は実弾ではなく、ただの麻酔弾である。
即効性で、効果は覿面だが、一時間もすると効果が切れて目を覚ます。という、『青薔薇連合会』でもよく使われている麻酔弾だ。
今頃、ポテチをもらって気を良くしたアリューシャが、鼻歌交じりにライフルのスコープを覗いてると思うと。
間抜けなような、微笑ましいような、複雑な気持ちにさせられる。


