翌週。
某日。某時間にて。
「…さて、ルルシー。そろそろ始めましょうか」
「えっ…。今からなのか?」
「えぇ、今からです」
俺は、避難訓練の日にちと時間を、帝国騎士の連中には伝えていなかった。
何なら、ルルシーにも今初めて伝えた。
ルルシーは「こちら側」だから、事前に伝えておいても良かったんですけど。
ルルシーは素直な良い子ですからね。伝えちゃったら顔に出るかなと思って。
「他の皆さんは、既にスタンバイしてますよ。俺達もそろそろ動きましょう」
「あぁ…うん…。…でも、本当にやるのか?」
え?
「当たり前じゃないですか。その為に準備したんでしょう?」
「いや…そりゃまぁ、そうなんだけど…」
「大丈夫ですよ、ルルシー。これは帝国騎士の皆さんのたるんだ精神を正す…そう、訓練なんですよ」
俺達はさながら、その訓練の試験監督。
思う存分、生徒をしごくつもりでやれば良い。
「…はぁ、分かったよ。ルレイア…良いか、でも、やり過ぎるなよ」
えっ?
「ちょっと聞こえませんでしたねー。さぁ行きましょうかー」
「おい、コラ。死者を出すなよ。怪我人も極力出すな。良いか、訓練だって言うなら適度に手加減、」
「じゃあ早速、ぶっ飛ばしていきましょうか。どっかーん」
「あ、おいっ」
ルルシーの制止を聞かず、スマホの画面を、ポチッ、とタップ。
した瞬間、隊舎の何処かから、凄まじい爆発音が鳴り響いた。
…さぁ、地獄の始まりですよ。
某日。某時間にて。
「…さて、ルルシー。そろそろ始めましょうか」
「えっ…。今からなのか?」
「えぇ、今からです」
俺は、避難訓練の日にちと時間を、帝国騎士の連中には伝えていなかった。
何なら、ルルシーにも今初めて伝えた。
ルルシーは「こちら側」だから、事前に伝えておいても良かったんですけど。
ルルシーは素直な良い子ですからね。伝えちゃったら顔に出るかなと思って。
「他の皆さんは、既にスタンバイしてますよ。俺達もそろそろ動きましょう」
「あぁ…うん…。…でも、本当にやるのか?」
え?
「当たり前じゃないですか。その為に準備したんでしょう?」
「いや…そりゃまぁ、そうなんだけど…」
「大丈夫ですよ、ルルシー。これは帝国騎士の皆さんのたるんだ精神を正す…そう、訓練なんですよ」
俺達はさながら、その訓練の試験監督。
思う存分、生徒をしごくつもりでやれば良い。
「…はぁ、分かったよ。ルレイア…良いか、でも、やり過ぎるなよ」
えっ?
「ちょっと聞こえませんでしたねー。さぁ行きましょうかー」
「おい、コラ。死者を出すなよ。怪我人も極力出すな。良いか、訓練だって言うなら適度に手加減、」
「じゃあ早速、ぶっ飛ばしていきましょうか。どっかーん」
「あ、おいっ」
ルルシーの制止を聞かず、スマホの画面を、ポチッ、とタップ。
した瞬間、隊舎の何処かから、凄まじい爆発音が鳴り響いた。
…さぁ、地獄の始まりですよ。


