The previous night of the world revolution8~F.D.~

「良かったな…シュノ…」

7分の1の確率…いや、シークレットも含めると、8分の1の確率か。

狙ってたパープルが出るなんて。今日のシュノは強運だな。

…しかし、強運なのはシュノだけではなかった。

「…ルリシヤは?何色が出、」

「ふっ。これを見てくれ、ルルシー先輩」

「…!それは…!」

さっきTwittersで見た、シークレットデザイン。

ルリシヤの手に握られていたのは、『ダーク・ブラック』デザインの缶バッジだった。

…マジで?

「凄い!ルリシヤ、一発でシークレット当てるなんて…」

これには、シュノもびっくり。

いや、俺もびっくりだよ。

嘘だろ?シュノといいルリシヤといい、どんな確率を引き当てて…。

「ルルシー先輩には、ルクシーが持ってた『ブルー・ブラック』をチョイスしてみた。さぁ、開けてみてくれ」

「チョイスしてみたって…。これ、ランダムなんだろ?選ぼうと思って選べるはず…」

半信半疑で、缶バッジを開けてみると。

中から出てきたのは、ルリシヤの宣言通り、『ブルー・ブラック』デザインの缶バッジだった。

…マジかよ。

「どうだ?俺の仮面の勘の精度は凄いだろう?」

ルリシヤ、渾身のドヤ顔。

…般若のお面被ってるけど。

「お前…こっそりサーチしたんじゃないだろうな…?」

ランダムグッズのサーチ行為は禁止だぞ。言うまでもないことだが。

「まさか。ちゃんと勘で選んだぞ」

本当かよ。

それにしたって、百発百中って…。どうなってんだ、ルリシヤの仮面、いや、お面の勘。

「最近、ルルシー先輩とルレイア先輩に活躍を奪われ気味だからな。俺も『青薔薇連合会』の幹部として、威厳を見せたまでだ」

「…こんな方法で威厳を示さなくても…ちゃんと伝わってるよ…」

律儀にたくさんグッズを買って、自引きしようとしてる、さっきの若者三人組に申し訳ない気分だよ。

だが、まぁ…ルリシヤって、元々そういう奴だったよな…。

ある意味いつも通りで、逆に安心したよ…。