ーーーーー…ルレイアが、マリーフィアとメリーディアにピアスをプレゼントしていた、その頃。
ルレイアに黒い帝国騎士の制服を着せられた俺は、不機嫌顔でイベント会場を歩いていた。
「…ルルシー、険しい顔…」
「折角の男前が台無しだな」
…悪かったな。
そりゃ不機嫌にもなるだろ。
「ごめんね、ルルシー。本当は私やルリシヤじゃなくて、ルレイアと一緒が良いわよね」
「え、いや…。それは…シュノ、お前もだろ?」
ルレイアと一緒が良かった、と思ってるのは俺だけじゃない。
むしろ、最近ずっと離れ離れだから…シュノもさぞかし寂しい思いをしていることだろう。
「うん…。私も寂しい…けど、ルレイアが頑張ってるから、私も我慢して頑張らないと」
…シュノ、お前は健気な良い奴だな。
ルレイアが帰ってきたら、真っ先にシュノを甘やかしてやるよう、ルレイアに言っとくよ。
「おっ、見てみろ、ルルシー先輩。あそこにお面の屋台があるぞ」
ルリシヤが、お面屋台を指差した。
「いや…。あれは子供用の屋台だろ?」
「見てみろ、般若のお面があるぞ。あれは是非後学の為にも一つ、入手しておくべきだな」
などと、意味不明な供述をしており。
ルリシヤは、お面に群がるちびっ子達に混ざって、般若のお面を購入。
…本当に買う奴があるかよ。
「どうだ、ルルシー先輩。似合うか?」
「あぁ…似合うな…」
ふざけた般若のお面でも、ルリシヤがつけると、何となく様になってるから。
イケメンって得だよな。
「今頃ルレイア先輩達も、この会場の何処かにいるんだろうな」
「そうね。会ったら声をかけたいけど…。駄目なのよね」
「あぁ…そうだな…」
今頃ルレイアは、マリーフィアと一緒にイベント会場を回ってるんだろうし。
例え見かけても、声をかける訳にはいかない。
「アイズ先輩とアリューシャ先輩は、二人で行くと言ってたが」
「それに、ルーチェスとルーチェスの奥さんも二人でデートするって言ってたわね」
「そうなのか…」
あいつらも元気にしてるかな…。
図らずも、幹部組が同じイベント会場に全員揃っているのに。
本当だったら…皆で遊んでたんだろうにな。
こんなばらばらになってしまっているのが、非常に残念である。
…しかし。
「あ、それ今日限定の『なりきり帝国騎士コスチューム』?」
「そうそう。格好良くて、買っちゃった!」
「それ良いよね〜。私も欲しかったんだけど、もう売り切れちゃってて…」
などという話し声が聞こえてきたので、振り向くと。
若い女性二人が、仲良さそうにお喋りしていた。
驚いたことに、女性のうちの片方は、俺と同じ真っ黒い帝国騎士の制服を着ていた。
マジかよ。これ売ってんの?売り物?
ルレイアの奴…。こんなものまで、ビジネスチャンスとばかりに販売しているのか。
しかも売り切れてるとは。
こんなふざけた衣装が売り切れるなんて、世も末だな。
ルレイアに黒い帝国騎士の制服を着せられた俺は、不機嫌顔でイベント会場を歩いていた。
「…ルルシー、険しい顔…」
「折角の男前が台無しだな」
…悪かったな。
そりゃ不機嫌にもなるだろ。
「ごめんね、ルルシー。本当は私やルリシヤじゃなくて、ルレイアと一緒が良いわよね」
「え、いや…。それは…シュノ、お前もだろ?」
ルレイアと一緒が良かった、と思ってるのは俺だけじゃない。
むしろ、最近ずっと離れ離れだから…シュノもさぞかし寂しい思いをしていることだろう。
「うん…。私も寂しい…けど、ルレイアが頑張ってるから、私も我慢して頑張らないと」
…シュノ、お前は健気な良い奴だな。
ルレイアが帰ってきたら、真っ先にシュノを甘やかしてやるよう、ルレイアに言っとくよ。
「おっ、見てみろ、ルルシー先輩。あそこにお面の屋台があるぞ」
ルリシヤが、お面屋台を指差した。
「いや…。あれは子供用の屋台だろ?」
「見てみろ、般若のお面があるぞ。あれは是非後学の為にも一つ、入手しておくべきだな」
などと、意味不明な供述をしており。
ルリシヤは、お面に群がるちびっ子達に混ざって、般若のお面を購入。
…本当に買う奴があるかよ。
「どうだ、ルルシー先輩。似合うか?」
「あぁ…似合うな…」
ふざけた般若のお面でも、ルリシヤがつけると、何となく様になってるから。
イケメンって得だよな。
「今頃ルレイア先輩達も、この会場の何処かにいるんだろうな」
「そうね。会ったら声をかけたいけど…。駄目なのよね」
「あぁ…そうだな…」
今頃ルレイアは、マリーフィアと一緒にイベント会場を回ってるんだろうし。
例え見かけても、声をかける訳にはいかない。
「アイズ先輩とアリューシャ先輩は、二人で行くと言ってたが」
「それに、ルーチェスとルーチェスの奥さんも二人でデートするって言ってたわね」
「そうなのか…」
あいつらも元気にしてるかな…。
図らずも、幹部組が同じイベント会場に全員揃っているのに。
本当だったら…皆で遊んでたんだろうにな。
こんなばらばらになってしまっているのが、非常に残念である。
…しかし。
「あ、それ今日限定の『なりきり帝国騎士コスチューム』?」
「そうそう。格好良くて、買っちゃった!」
「それ良いよね〜。私も欲しかったんだけど、もう売り切れちゃってて…」
などという話し声が聞こえてきたので、振り向くと。
若い女性二人が、仲良さそうにお喋りしていた。
驚いたことに、女性のうちの片方は、俺と同じ真っ黒い帝国騎士の制服を着ていた。
マジかよ。これ売ってんの?売り物?
ルレイアの奴…。こんなものまで、ビジネスチャンスとばかりに販売しているのか。
しかも売り切れてるとは。
こんなふざけた衣装が売り切れるなんて、世も末だな。


