ちょっと。何で止めるんですかルルシー。
「どうかしましたか?」
「どうかしましたか、はこっちの台詞だ。仲良くなりたい云々言った後に、何をやろうとしてるんだ?」
えっ?
何って、そんなの…。
「お茶を淹れようとしてただけじゃないですか」
「お茶を淹れるのに、何でデスソースが必要なんだ?そこに緑茶のティーバックがあるだろ」
と、ルルシーは給湯室に備え付けの、箱入りの緑茶のティーバックを指差した。
ちっちっち…甘いですね、ルルシー。
お茶を淹れる、とは言いましたが。誰が緑茶を淹れると言いましたか?
「ただの緑茶を淹れるようじゃ、素人の新入社員ですよ」
「素人じゃねーよ。全国の新入社員の皆さんに謝れ」
ちょっとルルシー。マジレスやめてください。
「お近づきの印に、ルレイアブレンドの特別なお茶を淹れてあげようと思いまして」
「…ルレイアブレンド…?」
俺はこくりと頷いた。
「煮え立ったお湯の中に、デスソースを大さじ5杯、シュールストレミングのぺーストを大さじ3杯、そこにくさやと納豆とキビヤックと…」
「うぉぇぇぇ…」
「ルリシヤ特製、激臭シロップを隠し味に大さじ5杯」
「大さじ5杯は隠し味の域を超えてるだろ…」
「ついでに、その辺のゴミ箱から拾ったちり紙をトッピングして、完成です」
どうですか。これがルレイアブレンドティーです。
いやはや。隊長達はきっと、感激の涙を流しながら飲んでくれるはずですよ。
何ならおかわりも作ってあげますよ。何杯でもどうぞ。
残さず飲んでくださいね。
「そんな訳で、まずはデスソースから」
「ちょっと待て。やめろって」
デスソースの小瓶を開けようとしたら、再びルルシーに止められた。
「仲良くなるどころか、殺しにかかってるだろうが。やめろ」
「え、駄目なんですか?」
「駄目に決まってるだろうが。緑茶にしろ」
「あぁっ…」
ルルシーは強引に、緑茶のティーバックをお湯の中に放り込んだ。
ルルシー、なんてことを。ルレイアブレンドティーを作ろうと思ってたのに。
何の面白みもない味に。
「ったく、珍しくまともなことを言ってると思ったらこれだ…」
ぷりぷり怒っているルルシー。
珍しくって何ですか。俺はいつだってまともじゃないですか。
「もー…。分かりましたよ」
ルルシーがそこまで言うなら、大人しく引き下がりますよ。
…ただ、ちょっとくらいのお茶目要素は許されますよね?
「…ルルシーが油断してる隙に、そっと隠し味を…」
「あ、こらっ!何入れたんだ」
大丈夫ですよ。これは。
「ただの粉末青汁です」
お湯に入れたら溶けるタイプのアレです。
「これも優しさですよ。ご多忙な身で、つい食生活が乱れがちな隊長の皆さんに、日頃不足しがちな栄養を補給して欲しいという…」
「嘘つけ。ただの嫌がらせだろ」
ぎくっ。
聞こえませんね。えぇ、俺には何も聞こえません。
「大丈夫ですよ。ただめちゃくちゃ苦いというだけで、身体に悪いものは何も入ってませんから」
むしろ薬ですよ。良薬口に苦しです。
きっと感激して飲んでくれること間違いなし。
「ったくお前は…。お茶の一杯もまともに淹れられないのかよ」
ルルシーがぶつぶつ呟いているけど。
それも聞こえなかったということで。
「どうかしましたか?」
「どうかしましたか、はこっちの台詞だ。仲良くなりたい云々言った後に、何をやろうとしてるんだ?」
えっ?
何って、そんなの…。
「お茶を淹れようとしてただけじゃないですか」
「お茶を淹れるのに、何でデスソースが必要なんだ?そこに緑茶のティーバックがあるだろ」
と、ルルシーは給湯室に備え付けの、箱入りの緑茶のティーバックを指差した。
ちっちっち…甘いですね、ルルシー。
お茶を淹れる、とは言いましたが。誰が緑茶を淹れると言いましたか?
「ただの緑茶を淹れるようじゃ、素人の新入社員ですよ」
「素人じゃねーよ。全国の新入社員の皆さんに謝れ」
ちょっとルルシー。マジレスやめてください。
「お近づきの印に、ルレイアブレンドの特別なお茶を淹れてあげようと思いまして」
「…ルレイアブレンド…?」
俺はこくりと頷いた。
「煮え立ったお湯の中に、デスソースを大さじ5杯、シュールストレミングのぺーストを大さじ3杯、そこにくさやと納豆とキビヤックと…」
「うぉぇぇぇ…」
「ルリシヤ特製、激臭シロップを隠し味に大さじ5杯」
「大さじ5杯は隠し味の域を超えてるだろ…」
「ついでに、その辺のゴミ箱から拾ったちり紙をトッピングして、完成です」
どうですか。これがルレイアブレンドティーです。
いやはや。隊長達はきっと、感激の涙を流しながら飲んでくれるはずですよ。
何ならおかわりも作ってあげますよ。何杯でもどうぞ。
残さず飲んでくださいね。
「そんな訳で、まずはデスソースから」
「ちょっと待て。やめろって」
デスソースの小瓶を開けようとしたら、再びルルシーに止められた。
「仲良くなるどころか、殺しにかかってるだろうが。やめろ」
「え、駄目なんですか?」
「駄目に決まってるだろうが。緑茶にしろ」
「あぁっ…」
ルルシーは強引に、緑茶のティーバックをお湯の中に放り込んだ。
ルルシー、なんてことを。ルレイアブレンドティーを作ろうと思ってたのに。
何の面白みもない味に。
「ったく、珍しくまともなことを言ってると思ったらこれだ…」
ぷりぷり怒っているルルシー。
珍しくって何ですか。俺はいつだってまともじゃないですか。
「もー…。分かりましたよ」
ルルシーがそこまで言うなら、大人しく引き下がりますよ。
…ただ、ちょっとくらいのお茶目要素は許されますよね?
「…ルルシーが油断してる隙に、そっと隠し味を…」
「あ、こらっ!何入れたんだ」
大丈夫ですよ。これは。
「ただの粉末青汁です」
お湯に入れたら溶けるタイプのアレです。
「これも優しさですよ。ご多忙な身で、つい食生活が乱れがちな隊長の皆さんに、日頃不足しがちな栄養を補給して欲しいという…」
「嘘つけ。ただの嫌がらせだろ」
ぎくっ。
聞こえませんね。えぇ、俺には何も聞こえません。
「大丈夫ですよ。ただめちゃくちゃ苦いというだけで、身体に悪いものは何も入ってませんから」
むしろ薬ですよ。良薬口に苦しです。
きっと感激して飲んでくれること間違いなし。
「ったくお前は…。お茶の一杯もまともに淹れられないのかよ」
ルルシーがぶつぶつ呟いているけど。
それも聞こえなかったということで。


