…荒れてるな。ルレイア。
無理からぬことだが。こんなところにいたら。
俺も一緒に帝国騎士団に戻ってきて良かったと、心から思った。
ルレイアを一人にせずに済む。
「…ルレイア、だい…」
大丈夫か?と聞こうと思って、俺はやめた。
大丈夫か、と聞いたら、絶対大丈夫だと言うに決まってるからだ。
だから、代わりに。
「…大丈夫だ」
俺は、そう言ってルレイアの手を握り締めた。
「お前を一人にはしない。俺が…ちゃんと、ずっと傍についてるよ」
「…ルルシー…」
「ここにいたら、嫌でも…思い出したくないことを思い出して、辛い思いをするだろうが…。その時は言ってくれ。お前の為に出来ることがあれば、俺は何でもするから」
紛うことなき、これが俺の本心だった。
その為に、無理を言って俺も一緒にルレイアと、帝国騎士団に戻ってきたのだ。
俺だって、こんな場所には来たくなかった。ルレイアを傷つけ、裏切り、見捨てた連中と同僚になるなんて。
だけど、ルレイアを一人にする訳にはいかない。
ずっと後悔していたのだ。
ルレイアが無実の罪を着せられ、帝国騎士団を追い出された時。
俺はあの時、既に帝国騎士団を退団していた。
『青薔薇連合会』のスパイとして潜り込んだ俺だったが、危うく正体がバレかけてしまい。
このままだと捕まるのは時間の問題、というギリギリの瀬戸際で…俺の正体を知りながら、ルレイアが助けてくれた。
お陰で、俺は無事に帝国騎士団を抜け、『青薔薇連合会』に戻ることが出来たが。
しかし、そのせいで…俺は、ルレイアが無実の罪を着せられた時、傍にいてやることが出来なかった。
俺があの冤罪事件を知ったのは、全てが終わってしまった後だった。
無実の罪を着せられたルレイアは、自分の人生に絶望して、自ら命を絶とうとした…。
…幸い、自殺は失敗して、今もこうして生きているが。
あの時ルレイアは、どれほど、一人で心細かったことだろう。
あの時傍にいてやれたらと、俺はずっと後悔していた。
…もう二度と、あんな思いはしたくない。
ルレイアにも、二度とあんな辛い思いはさせない。
絶対に。
…だから。
「大丈夫だ、ルレイア。何も心配しなくて良い」
俺が傍にいるから。今度こそ。
「…えぇ、分かってますよ、ルルシー」
ルレイアはふっと微笑んで、俺の手をぎゅっと握り返した。
「あなたが隣にいてくれるから、俺は何も心配していません。不安なんか一つもありませんよ」
「…そうか」
それなら良かった。
「出来れば、このままベッドインしてくれたら、もっと元気に…」
「そうか。離れろ」
ペッ、と手を払い除けた。
そこまでするとは言ってねーよ。この馬鹿。
「ちょっとルルシー!?今そういう雰囲気だったじゃないですか。ロマンティックに!ベッドイン!」
「しねーよ、馬鹿」
調子に乗るな。
真っ昼間から、R18の話をするんじゃない。
真夜中でも御免だけどな。
無理からぬことだが。こんなところにいたら。
俺も一緒に帝国騎士団に戻ってきて良かったと、心から思った。
ルレイアを一人にせずに済む。
「…ルレイア、だい…」
大丈夫か?と聞こうと思って、俺はやめた。
大丈夫か、と聞いたら、絶対大丈夫だと言うに決まってるからだ。
だから、代わりに。
「…大丈夫だ」
俺は、そう言ってルレイアの手を握り締めた。
「お前を一人にはしない。俺が…ちゃんと、ずっと傍についてるよ」
「…ルルシー…」
「ここにいたら、嫌でも…思い出したくないことを思い出して、辛い思いをするだろうが…。その時は言ってくれ。お前の為に出来ることがあれば、俺は何でもするから」
紛うことなき、これが俺の本心だった。
その為に、無理を言って俺も一緒にルレイアと、帝国騎士団に戻ってきたのだ。
俺だって、こんな場所には来たくなかった。ルレイアを傷つけ、裏切り、見捨てた連中と同僚になるなんて。
だけど、ルレイアを一人にする訳にはいかない。
ずっと後悔していたのだ。
ルレイアが無実の罪を着せられ、帝国騎士団を追い出された時。
俺はあの時、既に帝国騎士団を退団していた。
『青薔薇連合会』のスパイとして潜り込んだ俺だったが、危うく正体がバレかけてしまい。
このままだと捕まるのは時間の問題、というギリギリの瀬戸際で…俺の正体を知りながら、ルレイアが助けてくれた。
お陰で、俺は無事に帝国騎士団を抜け、『青薔薇連合会』に戻ることが出来たが。
しかし、そのせいで…俺は、ルレイアが無実の罪を着せられた時、傍にいてやることが出来なかった。
俺があの冤罪事件を知ったのは、全てが終わってしまった後だった。
無実の罪を着せられたルレイアは、自分の人生に絶望して、自ら命を絶とうとした…。
…幸い、自殺は失敗して、今もこうして生きているが。
あの時ルレイアは、どれほど、一人で心細かったことだろう。
あの時傍にいてやれたらと、俺はずっと後悔していた。
…もう二度と、あんな思いはしたくない。
ルレイアにも、二度とあんな辛い思いはさせない。
絶対に。
…だから。
「大丈夫だ、ルレイア。何も心配しなくて良い」
俺が傍にいるから。今度こそ。
「…えぇ、分かってますよ、ルルシー」
ルレイアはふっと微笑んで、俺の手をぎゅっと握り返した。
「あなたが隣にいてくれるから、俺は何も心配していません。不安なんか一つもありませんよ」
「…そうか」
それなら良かった。
「出来れば、このままベッドインしてくれたら、もっと元気に…」
「そうか。離れろ」
ペッ、と手を払い除けた。
そこまでするとは言ってねーよ。この馬鹿。
「ちょっとルルシー!?今そういう雰囲気だったじゃないですか。ロマンティックに!ベッドイン!」
「しねーよ、馬鹿」
調子に乗るな。
真っ昼間から、R18の話をするんじゃない。
真夜中でも御免だけどな。


