俺はパソコンの前から立ち上がって、面食らっているメリーディアの真正面を向いた。
「あなたは、もっと寡黙な人なのかと思ってました。意外と喋るんですね」
「な…何を言い出すの?いきなり…」
「いえ…。これまで、全然俺とは目も合わせてくれなかったので、メリーディアさんがお話してくれるのが嬉しくて」
まぁ、話の内容はとても楽しいことではないけどな。
そんなことは関係ない。
メリーディアが、俺に対して自分の身の上を打ち明けてくれた。ここが重要なのだ。
本当に嫌いな相手だったら、そもそも話をしようとも思わないだろう?無視すれば良いだけのこと。
それなのにわざわざ、長々と俺に身の上話をするってことは。
完全に脈なしって訳じゃないのだ。
付け入る隙はある。
「あなたが誰の子供だろうと、メリーディアさんはメリーディアさんでしょう?もっと、自分に自信を持ってください」
「…それは…」
「メリーディアさんには、メリーディアさんにしかない良いところがたくさんありますよ。生まれは変えられないけど、大事なのは、自分が何を為すかです」
『青薔薇連合会』を見てみろ。
下は貧民街出身から、上はベルガモット王家の王子様まで、様々な出自の者が集まっているが。
今となっては、各々がすっかり馴染んでいる。
「あ、あなた…」
「また懲りずに、話しかけてくださいね。俺もそうしますから」
俺は、にっこりと「業務用」の笑顔を見せた。
どうです。
メリーディアの俺に対する好感度が、一段回アップしたような気がするだろう?
予想外の不意打ち攻撃を食らったメリーディアは、しばし目を白黒させていたが。
「…っ…」
「あ」
そのまま、逃げるようにマリーフィアの部屋を出ていった。
逃げられてしまいましたか。
まぁ、問題ない。最低限の目的は達した。
俺は改めて机に付き、レポートの続きを書き始めた。
いやぁ、良い仕事をしたら良い気分になれますね。
お陰で、レポートの進捗も絶好調ですよ。
「あなたは、もっと寡黙な人なのかと思ってました。意外と喋るんですね」
「な…何を言い出すの?いきなり…」
「いえ…。これまで、全然俺とは目も合わせてくれなかったので、メリーディアさんがお話してくれるのが嬉しくて」
まぁ、話の内容はとても楽しいことではないけどな。
そんなことは関係ない。
メリーディアが、俺に対して自分の身の上を打ち明けてくれた。ここが重要なのだ。
本当に嫌いな相手だったら、そもそも話をしようとも思わないだろう?無視すれば良いだけのこと。
それなのにわざわざ、長々と俺に身の上話をするってことは。
完全に脈なしって訳じゃないのだ。
付け入る隙はある。
「あなたが誰の子供だろうと、メリーディアさんはメリーディアさんでしょう?もっと、自分に自信を持ってください」
「…それは…」
「メリーディアさんには、メリーディアさんにしかない良いところがたくさんありますよ。生まれは変えられないけど、大事なのは、自分が何を為すかです」
『青薔薇連合会』を見てみろ。
下は貧民街出身から、上はベルガモット王家の王子様まで、様々な出自の者が集まっているが。
今となっては、各々がすっかり馴染んでいる。
「あ、あなた…」
「また懲りずに、話しかけてくださいね。俺もそうしますから」
俺は、にっこりと「業務用」の笑顔を見せた。
どうです。
メリーディアの俺に対する好感度が、一段回アップしたような気がするだろう?
予想外の不意打ち攻撃を食らったメリーディアは、しばし目を白黒させていたが。
「…っ…」
「あ」
そのまま、逃げるようにマリーフィアの部屋を出ていった。
逃げられてしまいましたか。
まぁ、問題ない。最低限の目的は達した。
俺は改めて机に付き、レポートの続きを書き始めた。
いやぁ、良い仕事をしたら良い気分になれますね。
お陰で、レポートの進捗も絶好調ですよ。


