俺だってですね、好きでこんなことやってるんじゃないですよ。
必要な点数稼ぎしてるだけだ。
そこだけは忘れないで欲しいですね。全く。
「メリーディアさん。そんな刺々しいこと言わないでくださいよ。俺はメリーディアさんとも仲良くしたいんです」
メリーディアは俺を睨むばかりで、直接俺に話しかけてくることはない。
この機を逃さず、すかさずメリーディアにも点数稼ぎを試みる。
それなのにメリーディアは、俺の言葉を聞いて眉をひそめた。
「…仲良くしたい?私と?…何故?」
何故、と来たか。
警戒心剥き出しじゃないですか。こんなに爽やかな笑顔を見せているというのに。
「何故って…。そんなの、家族だからに決まってるじゃないですか」
「…家族…?」
「そう、家族ですよ」
家族(笑)。
俺の家族は、愛しいルルシーと、『青薔薇連合会』の皆さんだけですけど。
「マリーフィアさんのお姉さんなら、俺にとっての姉でもある。そうでしょう?」
俺がそう言うと、メリーディアは頭を振って、溜め息をついた。
「…どうやら、あなたはまだ聞かされてないみたいね」
「何を?」
「私は、ユリーフィア・レーヌ・カミーリアの子ではないのよ。父の愛人の娘なの」
と、自らの出自を教えてくれた。
あぁ、そういう話ですか。
「実の母は、私を父に押し付けて逃げたわ。今何処にいるのか、生きているのかも分からない」
「そうですか」
「分かるでしょう。私はこの家で、何の権利もないのよ。継母の慈悲で、ここに住まわせてもらっているだけなの」
仮にも、あなたも上級貴族カミーリア家の血を継いでいるというのに。
酷い扱いを受けたものですね。
ルーチェスを彷彿とさせる境遇である。
「同じ父の子でも、マリーフィアと私は全く違う立場なのよ。私は直系の血筋じゃないから、宝物庫の扉も、『ローズ・ブルーダイヤ』の開け方も知らない。これからも教えられることはないわ」
ふーん。
じゃ、メリーディアを拷問しても無意味なんですね。
「この屋敷で、誰も私と仲良くなろうとする者はいない。そんなことしても意味はないもの。誰もが私を遠巻きに見るか、あるいは露骨に無視をするだけ。それが当たり前なの」
「はい」
「だから、あなたも私と仲良くしようなんて馬鹿なことは…」
「今日はよく喋りますね、メリーディアさん」
「…」
この人がこんなに喋るの、初めてじゃないか?
必要な点数稼ぎしてるだけだ。
そこだけは忘れないで欲しいですね。全く。
「メリーディアさん。そんな刺々しいこと言わないでくださいよ。俺はメリーディアさんとも仲良くしたいんです」
メリーディアは俺を睨むばかりで、直接俺に話しかけてくることはない。
この機を逃さず、すかさずメリーディアにも点数稼ぎを試みる。
それなのにメリーディアは、俺の言葉を聞いて眉をひそめた。
「…仲良くしたい?私と?…何故?」
何故、と来たか。
警戒心剥き出しじゃないですか。こんなに爽やかな笑顔を見せているというのに。
「何故って…。そんなの、家族だからに決まってるじゃないですか」
「…家族…?」
「そう、家族ですよ」
家族(笑)。
俺の家族は、愛しいルルシーと、『青薔薇連合会』の皆さんだけですけど。
「マリーフィアさんのお姉さんなら、俺にとっての姉でもある。そうでしょう?」
俺がそう言うと、メリーディアは頭を振って、溜め息をついた。
「…どうやら、あなたはまだ聞かされてないみたいね」
「何を?」
「私は、ユリーフィア・レーヌ・カミーリアの子ではないのよ。父の愛人の娘なの」
と、自らの出自を教えてくれた。
あぁ、そういう話ですか。
「実の母は、私を父に押し付けて逃げたわ。今何処にいるのか、生きているのかも分からない」
「そうですか」
「分かるでしょう。私はこの家で、何の権利もないのよ。継母の慈悲で、ここに住まわせてもらっているだけなの」
仮にも、あなたも上級貴族カミーリア家の血を継いでいるというのに。
酷い扱いを受けたものですね。
ルーチェスを彷彿とさせる境遇である。
「同じ父の子でも、マリーフィアと私は全く違う立場なのよ。私は直系の血筋じゃないから、宝物庫の扉も、『ローズ・ブルーダイヤ』の開け方も知らない。これからも教えられることはないわ」
ふーん。
じゃ、メリーディアを拷問しても無意味なんですね。
「この屋敷で、誰も私と仲良くなろうとする者はいない。そんなことしても意味はないもの。誰もが私を遠巻きに見るか、あるいは露骨に無視をするだけ。それが当たり前なの」
「はい」
「だから、あなたも私と仲良くしようなんて馬鹿なことは…」
「今日はよく喋りますね、メリーディアさん」
「…」
この人がこんなに喋るの、初めてじゃないか?


