何か誤解してるのかもしれませんけど。
俺はあくまで、課題を「手伝う」と言ったのであって。
丸投げして良いですよ、なんて一言も言ってない。
自分の課題を他人に押し付けて、自分は優雅にお買い物だと?
そりゃあ、メリーディアも嫌気が差して断りますよ。
しかも、これまで何度も頼まれていたなんて、冗談じゃない。
それなのに、一回「自分でやりなさい」と怒られたからって、逆ギレとは。
やっぱり留年しろ。
「はぁ…」
マリーフィアの去った部屋の中で、俺は深々と溜め息をついた。
…分かりましたよ。やりますよ。やれば良いんでしょう?
この程度でマリーフィアの信頼を得られるなら、安いものだと思おう。
…レポートの末尾に、「このレポートの筆者はルナニア・ファーシュバルである」と書き加えておいてやろうか。
そのくらいやっても、文句を言われる筋合いはないぞ。
心の中で愚痴っていても仕方ないので、俺はマリーフィアのパソコンの前に座った。
…ついでに、このパソコンのデータを吸い出して、アイズに解析してもらいましょうかね。
まぁ大したものは出てこないでしょうけど、一応。
で、肝心のレポート課題だが…。
かなりざっくりとしたテーマだよな。「王家の歴史」…。
俺は歴史文学部の講義に出たことがないから、普段どういう勉強をしているのか知らないが…。
マリーフィアに聞いても分からないんだろうな。あいつ、講義サボってるから。
普段の講義をサボっている分、レポート課題の成績くらい優秀でないと、それこそ単位もらえないぞ。
恐らくだけど、このレポートが指す「王家」という文言は、ベルガモット王族のことを意味するのではないかと想像する。
だから多分、ベルガモット王家の歴史について書けば、それで正解なんだと思う。
何なら今すぐルーチェスに電話して、「ちょっとご実家のこと教えてもらえません?」と頼んだら。
「あっ、良いですよー」って言って、俺も知らない王家の裏事情まで教えてくれそう。
やった。それで解決ですね。
…とは、いかないのが辛いところ。
俺が代作したってバレたら、留年どころじゃ済みませんからね。
さすがに、教授も知らない王家の裏事情を書く訳にはいかない。
俺は一応、これでもウィスタリア家の生まれ。
ベルガモット王家についても、一通りのことは勉強させられている。
おまけに、あの忌々しい帝国騎士官学校で、しこたま勉強させられた。
だから、ベルガモット王家についてレポートを書けと言われても、マリーフィアみたいに困ることはない。
書こうと思ったら、レポート10枚どころか、20枚でも30枚でも書けますけど。
かといって、書きたいかどうかは別の話。
言うまでもないが、俺はベルガモット王家に恨みがある。
あ、ルーチェスは別ですよ?ルーチェスは俺の可愛い弟子なので。
しかし、ルーチェスを抜きにしたら、ベルガモット王家についてレポートを書くなんて苦行、絶対御免である。
いくら、マリーフィアに対する点数稼ぎとしても。
ならば、どうするか…。
…よくよく、テーマを見てみてくださいよ。
今回は「王家の歴史について」というテーマであって、「ベルガモット王家について」ではない。
つまり、よその国の王家でも良いという訳だ。
じゃ、これで解決ですね。
俺はあくまで、課題を「手伝う」と言ったのであって。
丸投げして良いですよ、なんて一言も言ってない。
自分の課題を他人に押し付けて、自分は優雅にお買い物だと?
そりゃあ、メリーディアも嫌気が差して断りますよ。
しかも、これまで何度も頼まれていたなんて、冗談じゃない。
それなのに、一回「自分でやりなさい」と怒られたからって、逆ギレとは。
やっぱり留年しろ。
「はぁ…」
マリーフィアの去った部屋の中で、俺は深々と溜め息をついた。
…分かりましたよ。やりますよ。やれば良いんでしょう?
この程度でマリーフィアの信頼を得られるなら、安いものだと思おう。
…レポートの末尾に、「このレポートの筆者はルナニア・ファーシュバルである」と書き加えておいてやろうか。
そのくらいやっても、文句を言われる筋合いはないぞ。
心の中で愚痴っていても仕方ないので、俺はマリーフィアのパソコンの前に座った。
…ついでに、このパソコンのデータを吸い出して、アイズに解析してもらいましょうかね。
まぁ大したものは出てこないでしょうけど、一応。
で、肝心のレポート課題だが…。
かなりざっくりとしたテーマだよな。「王家の歴史」…。
俺は歴史文学部の講義に出たことがないから、普段どういう勉強をしているのか知らないが…。
マリーフィアに聞いても分からないんだろうな。あいつ、講義サボってるから。
普段の講義をサボっている分、レポート課題の成績くらい優秀でないと、それこそ単位もらえないぞ。
恐らくだけど、このレポートが指す「王家」という文言は、ベルガモット王族のことを意味するのではないかと想像する。
だから多分、ベルガモット王家の歴史について書けば、それで正解なんだと思う。
何なら今すぐルーチェスに電話して、「ちょっとご実家のこと教えてもらえません?」と頼んだら。
「あっ、良いですよー」って言って、俺も知らない王家の裏事情まで教えてくれそう。
やった。それで解決ですね。
…とは、いかないのが辛いところ。
俺が代作したってバレたら、留年どころじゃ済みませんからね。
さすがに、教授も知らない王家の裏事情を書く訳にはいかない。
俺は一応、これでもウィスタリア家の生まれ。
ベルガモット王家についても、一通りのことは勉強させられている。
おまけに、あの忌々しい帝国騎士官学校で、しこたま勉強させられた。
だから、ベルガモット王家についてレポートを書けと言われても、マリーフィアみたいに困ることはない。
書こうと思ったら、レポート10枚どころか、20枚でも30枚でも書けますけど。
かといって、書きたいかどうかは別の話。
言うまでもないが、俺はベルガモット王家に恨みがある。
あ、ルーチェスは別ですよ?ルーチェスは俺の可愛い弟子なので。
しかし、ルーチェスを抜きにしたら、ベルガモット王家についてレポートを書くなんて苦行、絶対御免である。
いくら、マリーフィアに対する点数稼ぎとしても。
ならば、どうするか…。
…よくよく、テーマを見てみてくださいよ。
今回は「王家の歴史について」というテーマであって、「ベルガモット王家について」ではない。
つまり、よその国の王家でも良いという訳だ。
じゃ、これで解決ですね。


