今回のレポート課題のテーマと様式が、細かく指定されていた。
課題のテーマは、「王家の歴史について」だそうだ。
かなりざっくりとしたテーマだな。
このテーマについて、レポート10枚をパソコンで打って、印刷して提出せよ、とのこと。
レポートの提出期限を見たところ、本当に明日だった。
おまけに、プリントにちゃんと書いてあった。
提出必須。未提出の場合単位は認められない。って。赤字で。太字で。
この馬鹿。ここまでちゃんと勧告してくれるのに、よく今日まで放置していたな。
やっぱり手伝うのやめようかな。
「成程、王家の歴史ですか…」
「えぇ、そうですの」
「マリーフィアさんって、何学部なんですか?」
俺が潜入したのは、教育学部だったけど。
こんな課題は、一度も出たことなかったぞ。
「わたくしは、歴史文学部ですわ」
ちょっと自慢げに答えた。
課題を放置してた奴が、偉そうに言うな。
歴史文学部、ね…。そういや、そんな学部もあったっけ…。
いかにも貴族様って感じだ。
歴史文学部の学生の割には、屋敷の書庫を全く使ってないようだが。
お前、大学に何しに行ってんだ?真面目に通え。そして勉強しろ。
「でも、良かったですわ。お姉様に助けてもらえなくて、一時はどうなることかと思いましたけど…。ルナニアさんが助けてくれましたわ」
「…」
現金なマリーフィアは、胸の前で両手をぱちんと合わせて、明るい笑顔。
「やっぱり、ルナニアさんはお姉様とは違って、頼りになりますわ」
「…そうですか…」
メリーディアが気の毒になってきた。
絶対、こんなこと言われる筋合いないだろ。
とりあえず、メリーディアは一発、マリーフィアをぶん殴っても許されると思うぞ。
しかも、あろうことかマリーフィアは。
「それじゃ、ルナニアさん。レポートのことはお願いしますわね」
…は?
「わたくし、これからお母様とお買い物に行く約束をしてるんですの。行ってきますわね」
…はぁ?
…まさか、この女。
「あ、ちゃんとルナニアさんにもお土産を買ってきますから、安心してくださいな」
何も安心出来ないんだが、何言ってるんだこの女は。
「じゃあ、後のことは頼みましたわ」
と言って、マリーフィアは笑顔で、そそくさと退室。
…。
…やっぱりあの人、一回留年すべきなんじゃないですか?
課題のテーマは、「王家の歴史について」だそうだ。
かなりざっくりとしたテーマだな。
このテーマについて、レポート10枚をパソコンで打って、印刷して提出せよ、とのこと。
レポートの提出期限を見たところ、本当に明日だった。
おまけに、プリントにちゃんと書いてあった。
提出必須。未提出の場合単位は認められない。って。赤字で。太字で。
この馬鹿。ここまでちゃんと勧告してくれるのに、よく今日まで放置していたな。
やっぱり手伝うのやめようかな。
「成程、王家の歴史ですか…」
「えぇ、そうですの」
「マリーフィアさんって、何学部なんですか?」
俺が潜入したのは、教育学部だったけど。
こんな課題は、一度も出たことなかったぞ。
「わたくしは、歴史文学部ですわ」
ちょっと自慢げに答えた。
課題を放置してた奴が、偉そうに言うな。
歴史文学部、ね…。そういや、そんな学部もあったっけ…。
いかにも貴族様って感じだ。
歴史文学部の学生の割には、屋敷の書庫を全く使ってないようだが。
お前、大学に何しに行ってんだ?真面目に通え。そして勉強しろ。
「でも、良かったですわ。お姉様に助けてもらえなくて、一時はどうなることかと思いましたけど…。ルナニアさんが助けてくれましたわ」
「…」
現金なマリーフィアは、胸の前で両手をぱちんと合わせて、明るい笑顔。
「やっぱり、ルナニアさんはお姉様とは違って、頼りになりますわ」
「…そうですか…」
メリーディアが気の毒になってきた。
絶対、こんなこと言われる筋合いないだろ。
とりあえず、メリーディアは一発、マリーフィアをぶん殴っても許されると思うぞ。
しかも、あろうことかマリーフィアは。
「それじゃ、ルナニアさん。レポートのことはお願いしますわね」
…は?
「わたくし、これからお母様とお買い物に行く約束をしてるんですの。行ってきますわね」
…はぁ?
…まさか、この女。
「あ、ちゃんとルナニアさんにもお土産を買ってきますから、安心してくださいな」
何も安心出来ないんだが、何言ってるんだこの女は。
「じゃあ、後のことは頼みましたわ」
と言って、マリーフィアは笑顔で、そそくさと退室。
…。
…やっぱりあの人、一回留年すべきなんじゃないですか?


