ルレイアからの便りを、俺は貪るように読んだ。
大したことは書いていなかった。
「箱庭帝国旅行に来たので、皆さんにもお土産を送りますね。俺だと思って大事にしてくださいね」だって。
それが呪いのグッズを人に送り付けた奴の台詞か?
それから、手紙にはもう一つ。
「ルアリスんとこに、メス猿が一匹生まれたそうですよ」とのこと。
なんと。これは朗報じゃないか。
メス猿言うな。失礼だろ。
出産祝い、送らないとな…。
それから手紙を読み進めていると、突然、非常に重要な情報が書き記してあった。
カミーリア家の宝物庫に関する情報である。
「…!アイズ、これ…」
「うん…。ルレイア、早速接触を試みたみたいだね」
あいつ、無茶し過ぎだろ。
ルレイアのことだから、上手く立ち回ってるとは思うけど…。
事を急いて、怪しまれたらどうするんだよ。
ルレイアからの手紙によると、カミーリア家の宝物庫が開けられるのは、当主の誕生日のみ。
その時に、当主と跡継ぎのマリーフィアが、『ローズ・ブルーダイヤ』を確認するらしい。
「当主の誕生日ってのは、いつだ?」
「ちょっと待って」
アイズは、すぐさまカミーリア家に関する調査書を調べ始めた。
仕事が早い。
「あった。…二ヶ月後だね。ほら」
アイズが、カミーリア家の当主に関する調査書を見せてくれた。
そこに、生年月日も記録されていた。
今からおよそ二ヶ月後。その日が、カミーリア家の当主の誕生日。
つまり、その日がタイムリミットということだ。
「近いな…。二ヶ月なんて…」
せめて半年あれば、何とか出来たかもしれないが。
二ヶ月しかないんじゃ、いくらルレイアといえども。
カミーリア家の連中の目を盗み、こっそり宝物庫に忍び込み、『ローズ・ブルーダイヤ』を元の場所に戻す…なんて。
そんなこと、本当に出来るのか…?
すると、そんな俺の不安を察したように。
「大丈夫ですよ、ルレイア師匠なら。二ヶ月もあれば充分です」
ルレイアの弟子であるルーチェスが、きっぱりとそう言った。
…分かってるよ。
ルレイアなら大丈夫だろう。きっと上手くやるだろう…俺もそう思う。
でも、俺が心配しているのはそういうことじゃない。
期限内に何とかする為に、ルレイアが無茶をするんじゃないか。
それが心配なんだよ。
あいつは、時に自分の身を顧みずに無茶する節があるから…。
俺がいないところで、無理してるんじゃないか。
そう思うと、俺は気が狂いそうになるのだ。
「…出来るだけのサポートはしよう。ルレイアだけに無茶をさせないようにね」
「…あぁ…」
アイズがそう言い、俺も頷いた。
…ルレイア。俺に出来ることがあったら、何でも言ってくれよ。頼むから。
大したことは書いていなかった。
「箱庭帝国旅行に来たので、皆さんにもお土産を送りますね。俺だと思って大事にしてくださいね」だって。
それが呪いのグッズを人に送り付けた奴の台詞か?
それから、手紙にはもう一つ。
「ルアリスんとこに、メス猿が一匹生まれたそうですよ」とのこと。
なんと。これは朗報じゃないか。
メス猿言うな。失礼だろ。
出産祝い、送らないとな…。
それから手紙を読み進めていると、突然、非常に重要な情報が書き記してあった。
カミーリア家の宝物庫に関する情報である。
「…!アイズ、これ…」
「うん…。ルレイア、早速接触を試みたみたいだね」
あいつ、無茶し過ぎだろ。
ルレイアのことだから、上手く立ち回ってるとは思うけど…。
事を急いて、怪しまれたらどうするんだよ。
ルレイアからの手紙によると、カミーリア家の宝物庫が開けられるのは、当主の誕生日のみ。
その時に、当主と跡継ぎのマリーフィアが、『ローズ・ブルーダイヤ』を確認するらしい。
「当主の誕生日ってのは、いつだ?」
「ちょっと待って」
アイズは、すぐさまカミーリア家に関する調査書を調べ始めた。
仕事が早い。
「あった。…二ヶ月後だね。ほら」
アイズが、カミーリア家の当主に関する調査書を見せてくれた。
そこに、生年月日も記録されていた。
今からおよそ二ヶ月後。その日が、カミーリア家の当主の誕生日。
つまり、その日がタイムリミットということだ。
「近いな…。二ヶ月なんて…」
せめて半年あれば、何とか出来たかもしれないが。
二ヶ月しかないんじゃ、いくらルレイアといえども。
カミーリア家の連中の目を盗み、こっそり宝物庫に忍び込み、『ローズ・ブルーダイヤ』を元の場所に戻す…なんて。
そんなこと、本当に出来るのか…?
すると、そんな俺の不安を察したように。
「大丈夫ですよ、ルレイア師匠なら。二ヶ月もあれば充分です」
ルレイアの弟子であるルーチェスが、きっぱりとそう言った。
…分かってるよ。
ルレイアなら大丈夫だろう。きっと上手くやるだろう…俺もそう思う。
でも、俺が心配しているのはそういうことじゃない。
期限内に何とかする為に、ルレイアが無茶をするんじゃないか。
それが心配なんだよ。
あいつは、時に自分の身を顧みずに無茶する節があるから…。
俺がいないところで、無理してるんじゃないか。
そう思うと、俺は気が狂いそうになるのだ。
「…出来るだけのサポートはしよう。ルレイアだけに無茶をさせないようにね」
「…あぁ…」
アイズがそう言い、俺も頷いた。
…ルレイア。俺に出来ることがあったら、何でも言ってくれよ。頼むから。


