The previous night of the world revolution8~F.D.~

――――――…ルルシーが、アリューシャのもとで狙撃を習っていた、丁度その頃。
 
俺とマリーフィアは、一週間の箱庭帝国ハネムーンを終え。

我らが祖国、ルティス帝国に戻ってきていた。

ただいま。ルレイア見参。

「ふぅ、やっと着きましたわね。疲れましたわ…」

「お疲れ様です、マリーフィアさん」

俺は笑顔でマリーフィアを労ったが。

ファーストクラスで優雅に帰ってきた癖に、「疲れた」とか抜かしてんじゃねーぞ、と思っていた。

つくづく、贅沢な女だ。

「それじゃ、家に帰りましょうか」

「えぇ。帰りましょう」

俺が帰るべき「家」は、『青薔薇連合会』ではない。

マリーフィアと結婚した今の俺にとって、「家」とは。

つまり、婿入りしたカミーリア家の屋敷である。

…いよいよ、カミーリア家の屋敷に合法的に潜入出来ますね。

いやはや。たったこれだけのことが、随分長かったものだ。