お弁当に卵焼きが入っているのは珍しくない…と言うか、むしろ定番だけど。
その卵焼き…何だか、ちょっと…。
「…卵焼き、焦げてね?」
「え?」
言ってしまってから、失言だったと気づいた。
自慢の愛妻弁当に、ケチをつけるようなことを言ってしまった。
「ご、ごめん。なんでもな…」
これにはルヴィアも怒ったか、と思われたが。
むしろルヴィアは、苦笑いしつつ答えた。
「そうなんです。ちょっと失敗しちゃったんですよね〜」
あ、そ…そうなんだ。
まぁ、卵焼きってシンプルな料理だけど、結構奥が深いって言うか…難しいもんな。
俺も未だに、たまに焦がすことあるからさ。
偉そうに人のこと、とやかく言う資格ないんだよな。
「普段は料理上手だけど、ルヴィアの嫁も、たまには失敗することもあるんだな」
良いんじゃないか?
完璧過ぎず、ちょっと焦げてるところがあるくらいの方が、ほら、愛嬌があるって言うか。
家庭的って感じがしないか?
しかし、ルヴィアは。
「あ、いえ。違いますよ。これは嫁が作ったんじゃなくて」
「え?」
「この卵焼きは、俺が作ったんです。…まぁ、見ての通り焦がしちゃったんですけど…」
えっ。
ルヴィア嫁が作ってくれた愛妻弁当かと思いきや。
「…ルヴィアが作ったのか?」
「はい。卵焼きだけ」
「…分業…?」
他のおかずはルヴィア嫁が作ってくれたのに、卵焼きだけは自分で作ったのか。
弁当のおかずを分業することって、ある?
するとルヴィアは、よくぞ聞いてくれたとばかりに。
「最近俺、自分でも料理作れるようになりたいと思って、フューニャに教えてもらうことにしたんです」
めちゃくちゃ良い笑顔で、そう言った。
…あぁ。俺、またなんか地雷スイッチ押したっぽい?
後悔しても、既に時遅し。
「ほら、嫁が具合悪くなった時とか、華弦お義姉さんと遊びに行く時とか、自分で料理作れたら、嫁の手を煩わせることはなくなるでしょう?」
「まぁ…そうだな」
お前、偉い奴だな。良い旦那だよ。
妻の体調が悪い時、ドヤ顔で「俺の飯は心配しなくて良いよ。外で食べてくるから」と言って外食する、全国の駄目な夫達に見習って欲しいくらいだ。
「最初の頃は、カレー作るだけでも、俺がキッチンに立ってるだけで心配して、じーっと監視されてたんですけど…」
「…今は?」
「簡単なパスタとか、サラダくらいだったら、信用して任せてもらえるようになりました」
そうか。千里の道も一歩から、だな。
聞いてるか?全国の、「俺料理なんてしたことないから」とか言って奥さんに炊事任せっぱなしの旦那達。
ちょっとずつでも、練習すれば出来るようになるんだぞ。諦めるな。
その卵焼き…何だか、ちょっと…。
「…卵焼き、焦げてね?」
「え?」
言ってしまってから、失言だったと気づいた。
自慢の愛妻弁当に、ケチをつけるようなことを言ってしまった。
「ご、ごめん。なんでもな…」
これにはルヴィアも怒ったか、と思われたが。
むしろルヴィアは、苦笑いしつつ答えた。
「そうなんです。ちょっと失敗しちゃったんですよね〜」
あ、そ…そうなんだ。
まぁ、卵焼きってシンプルな料理だけど、結構奥が深いって言うか…難しいもんな。
俺も未だに、たまに焦がすことあるからさ。
偉そうに人のこと、とやかく言う資格ないんだよな。
「普段は料理上手だけど、ルヴィアの嫁も、たまには失敗することもあるんだな」
良いんじゃないか?
完璧過ぎず、ちょっと焦げてるところがあるくらいの方が、ほら、愛嬌があるって言うか。
家庭的って感じがしないか?
しかし、ルヴィアは。
「あ、いえ。違いますよ。これは嫁が作ったんじゃなくて」
「え?」
「この卵焼きは、俺が作ったんです。…まぁ、見ての通り焦がしちゃったんですけど…」
えっ。
ルヴィア嫁が作ってくれた愛妻弁当かと思いきや。
「…ルヴィアが作ったのか?」
「はい。卵焼きだけ」
「…分業…?」
他のおかずはルヴィア嫁が作ってくれたのに、卵焼きだけは自分で作ったのか。
弁当のおかずを分業することって、ある?
するとルヴィアは、よくぞ聞いてくれたとばかりに。
「最近俺、自分でも料理作れるようになりたいと思って、フューニャに教えてもらうことにしたんです」
めちゃくちゃ良い笑顔で、そう言った。
…あぁ。俺、またなんか地雷スイッチ押したっぽい?
後悔しても、既に時遅し。
「ほら、嫁が具合悪くなった時とか、華弦お義姉さんと遊びに行く時とか、自分で料理作れたら、嫁の手を煩わせることはなくなるでしょう?」
「まぁ…そうだな」
お前、偉い奴だな。良い旦那だよ。
妻の体調が悪い時、ドヤ顔で「俺の飯は心配しなくて良いよ。外で食べてくるから」と言って外食する、全国の駄目な夫達に見習って欲しいくらいだ。
「最初の頃は、カレー作るだけでも、俺がキッチンに立ってるだけで心配して、じーっと監視されてたんですけど…」
「…今は?」
「簡単なパスタとか、サラダくらいだったら、信用して任せてもらえるようになりました」
そうか。千里の道も一歩から、だな。
聞いてるか?全国の、「俺料理なんてしたことないから」とか言って奥さんに炊事任せっぱなしの旦那達。
ちょっとずつでも、練習すれば出来るようになるんだぞ。諦めるな。


