ルヴィアさんの嫁がよく作るアレですよね。
お土産に買って帰ってあげたら喜びそう。
「これなんか、家内安全の魔除けのお守りになりますよ。一家に一体、是非」
「ひっ…。い、いいえ。わたくしは遠慮しておきますわ…」
マリーフィアは、ルアリスが勧めた魔除け藁人形を辞退した。
効果はルヴィアさん夫婦で実証済みなんですけどね。
「こんな気味の悪いのが、魔除けだなんて…」
つい本音が出てますよ。
そういうのは、本場の箱庭帝国人がいないところで言いましょう。
しかし、そういったことは言われ慣れているルアリス。
全く気を悪くした様子はなく。
「秘境の里の人々は、占いや占星術を生業としていたんです。今でも秘境の里の末裔は、占いが得意なんですよ」
「まぁ、占い?」
占いと聞いて、年頃の乙女らしく、ちょっと興味が出たらしいマリーフィア。
占いとは言っても、秘境の里の人々が生業としている占いは、マリーフィアの想像とは違うはずだ。
俺とルルシーとルリシヤが、かの悪名高き『ホワイト・ドリーム号』で洗脳旅行に行った時。
俺達の安否を確かめる為に、ルヴィアさん嫁に占ってもらったそうだが。
アイズやシュノさんの血の一滴で、遠く離れた俺達の生存が分かったとか。
最早、占いの域を越えている。
同居しているルヴィアさんは、もっと潤沢な「素材」のお陰で、更に精度の高い未来予知が可能だそうだ。
いやはや。占い師と言うよりは、まるで魔法使いですね。
「面白そうですわね。わたくしも占ってみて欲しいものですわ」
だが、そんな秘境の里の「占い師」の正体を知らないマリーフィアは、あくまで遊び半分だった。
良かったら、今度ルヴィアさん嫁を紹介しますよ。
そして、その占いの精度に戦慄すると良い。
「さっきの藁人形の他にも、箱庭帝国には面白いお土産がたくさんあって…」
「そうなんですの?…お花とか?クッキーとか?」
「いえ、お面です」
「お面…!?」
おっ、出た。
こちらも、箱庭帝国の特産品。
「例えば…。あ、ほら。このお土産屋さんにも売ってますよ」
「どれどれ…。きゃあっ!?」
マリーフィアの悲鳴、再び。
まぁ、気持ちは分かりますよ。
グロテスクな飾りの付いた、派手で不気味なお面が、壁にびっしりと掛けてある。
うーん。壮観。
夜中に見たら、悲鳴を上げること不可避。
「こ、こ、これは何なんですのっ?」
マリーフィアは俺の背中に隠れながら、不気味なお面を見つめて言った。
「怖がらなくて大丈夫ですよ。これも魔除けのお面ですから」
怖がるなと言われても、さすがに無理があるでしょう。
このグロお面と比べたら、般若のお面の方が、まだ可愛らしげがありますよ。
お土産に買って帰ってあげたら喜びそう。
「これなんか、家内安全の魔除けのお守りになりますよ。一家に一体、是非」
「ひっ…。い、いいえ。わたくしは遠慮しておきますわ…」
マリーフィアは、ルアリスが勧めた魔除け藁人形を辞退した。
効果はルヴィアさん夫婦で実証済みなんですけどね。
「こんな気味の悪いのが、魔除けだなんて…」
つい本音が出てますよ。
そういうのは、本場の箱庭帝国人がいないところで言いましょう。
しかし、そういったことは言われ慣れているルアリス。
全く気を悪くした様子はなく。
「秘境の里の人々は、占いや占星術を生業としていたんです。今でも秘境の里の末裔は、占いが得意なんですよ」
「まぁ、占い?」
占いと聞いて、年頃の乙女らしく、ちょっと興味が出たらしいマリーフィア。
占いとは言っても、秘境の里の人々が生業としている占いは、マリーフィアの想像とは違うはずだ。
俺とルルシーとルリシヤが、かの悪名高き『ホワイト・ドリーム号』で洗脳旅行に行った時。
俺達の安否を確かめる為に、ルヴィアさん嫁に占ってもらったそうだが。
アイズやシュノさんの血の一滴で、遠く離れた俺達の生存が分かったとか。
最早、占いの域を越えている。
同居しているルヴィアさんは、もっと潤沢な「素材」のお陰で、更に精度の高い未来予知が可能だそうだ。
いやはや。占い師と言うよりは、まるで魔法使いですね。
「面白そうですわね。わたくしも占ってみて欲しいものですわ」
だが、そんな秘境の里の「占い師」の正体を知らないマリーフィアは、あくまで遊び半分だった。
良かったら、今度ルヴィアさん嫁を紹介しますよ。
そして、その占いの精度に戦慄すると良い。
「さっきの藁人形の他にも、箱庭帝国には面白いお土産がたくさんあって…」
「そうなんですの?…お花とか?クッキーとか?」
「いえ、お面です」
「お面…!?」
おっ、出た。
こちらも、箱庭帝国の特産品。
「例えば…。あ、ほら。このお土産屋さんにも売ってますよ」
「どれどれ…。きゃあっ!?」
マリーフィアの悲鳴、再び。
まぁ、気持ちは分かりますよ。
グロテスクな飾りの付いた、派手で不気味なお面が、壁にびっしりと掛けてある。
うーん。壮観。
夜中に見たら、悲鳴を上げること不可避。
「こ、こ、これは何なんですのっ?」
マリーフィアは俺の背中に隠れながら、不気味なお面を見つめて言った。
「怖がらなくて大丈夫ですよ。これも魔除けのお面ですから」
怖がるなと言われても、さすがに無理があるでしょう。
このグロお面と比べたら、般若のお面の方が、まだ可愛らしげがありますよ。


