【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない

「それともここ？」


容赦のない藍くんが、首筋に唇を這わせる。

つつつ、と柔く温かい熱が動く。


甘く、けれど決してわたしを逃がさない痺れが、わたしの身体を貫く。


「ん……っ」


意思に抗って、とろけたような声がもれちゃう。


こんな感覚初めてで、ぱんっと頭がまっしろになる。