そう言ったとき、ドアの方から「紗良ちゃーん」と声がした。
「上兼くん!?」
私は蓮と気まずくて、すぐに上兼くんの元へ行った。
「なんだかお取り込み中?俺来て大丈夫だった?」
「大丈夫だよー!全然大丈夫!むしろ助かった!」
「そっかそっかよかった。紗良ちゃんの好きなメロンパンがたまたま残ってたから買ってあげたよ」
私の顔の前に、大好きな新作のメロンパンを持って、ニヤリと笑う上兼くん。
「ええ!!?嬉しいっ!!ありがとうっ!!」
楽しく話している中、肩をたたかれ、誰かと思えば花蓮ちゃんだった。
「私と蓮くんの邪魔しないで。上兼くんといい感じじゃない?私と蓮くんももう、時間の問題だし?だから、ね?」
聞いたことない花蓮ちゃんの冷たい声。
"いい感じ"
"時間の問題"
そっか。もうそこまで来てるんだ。


