先生が茉衣ちゃんにそう聞いた。

「え?傷?耳のことですか?」

「それもだけど…おなかの傷は?」

「お、おなか?ちょっと恋衣見せて。」

私は頷き、おそるおそる茉衣ちゃんにおなかを見せようと服をめくった。

「っ!?どうしたの、これ…!?」

「…茉衣ちゃんから、お母さんが再婚考えてるって、電話かかってきたちょっと前…お母さんのところに行ったら…お母さんに投げられたワインの瓶があたって…。」