「大丈夫そう?」 「うん」 「髪乾かすからおいで」 先生は座っていたソファの下を指さした。 先生の足元に体育座りをすると先生は私の髪を乾かし始める。 優しい手だった。 大丈夫だよって言ってくれてるような手触りだった。 ミディアムしかない私の髪は10分もかからずに乾いてしまった。 まだ、触れていてほしかった。 優しさに、包まれていたかった。 貪欲なのはわかっている。 それでも、そう思ってしまった。