「日向さーー」
「穂貴。」
みつりさんは静かに首を横に振った。
「じゃあ、今までに出た症状ってどんなのがある?」
「か…」
過呼吸、頭痛、目眩、腹痛。
言わないといけないのは分かってる。
でも。
言葉にできない。
喉の奥がツーンとして、みつりさんと目を合わせないことしか考えられなかった。
こういう時、泣くことしかできない自分に腹が立つ。
言えばいいのに。
言うだけでいいのに。
なのに…。
「恋衣ちゃん大丈夫だよ。
ちょっと一気に聞きすぎちゃったね、ごめんね」
違う。
謝ってほしいんじゃない。
私が謝らないといけないのに。
「ごめ…なさ…。
ちょっ…トイレ、行っていいですか」
「穂貴。」
みつりさんは静かに首を横に振った。
「じゃあ、今までに出た症状ってどんなのがある?」
「か…」
過呼吸、頭痛、目眩、腹痛。
言わないといけないのは分かってる。
でも。
言葉にできない。
喉の奥がツーンとして、みつりさんと目を合わせないことしか考えられなかった。
こういう時、泣くことしかできない自分に腹が立つ。
言えばいいのに。
言うだけでいいのに。
なのに…。
「恋衣ちゃん大丈夫だよ。
ちょっと一気に聞きすぎちゃったね、ごめんね」
違う。
謝ってほしいんじゃない。
私が謝らないといけないのに。
「ごめ…なさ…。
ちょっ…トイレ、行っていいですか」

