そこには、自分の子供を迎えに来た親が沢山いた。 「そこの川が氾濫しそうなのよ!急いで、早苗!!」 もちろん、早苗ちゃんママもいた。 「はーい。じゃあね!恋衣っち!」 「あ、う…ん。ばいばい…。」 私はお母さんのことを誰にも言ってなかったから、周りの子たちはどんどん私をおいて親と一緒に帰って行く。 私には、見ていられなかった。 いいなあ。 みんなには、心配してくれる家族がいるんだ。