溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く


耳元に熱い息がかかるくらいの距離で言われたから理性がふにゃふにゃになりそう。


「あ、は、はい」


「出来れば早めにお願いします。いろいろ限界なので」


「え?え?限界って?」


私が素っ頓狂な声を出したら、彼は苦笑して私の頭を撫でた。


「いや、ちゃんと待ちます。お嬢様のペースでいいですから」


「うん」


また強く抱き寄せられて身も心も幸せで満たされていく。


彼はまっすぐに私を見つめ、もう一度心から愛の告白をしてくれた。


「若葉、大好きだ」
  

「私も大好き、紫音くん」


目と目をあわせて、微笑みあった。


朝が来るまで抱き合って眠ろう。


あの頃のまま、2人の気持ちが重なりひとつに溶け合っていく。


君となら明るい未来が見える。


いつまでも、君と一緒にいたい。








(END)