溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

そんなこと言われても無理だよ。
全部初めてなんだもん。


「う、うん」


上目遣いに彼を見上げると、ゆっくりと押し倒され唇を塞がれる。


何度も繰り返される口づけは、少しづつ深くなっていき頭の芯を甘く麻痺させるくらい心地いい。


「……しお…ん、待っ、ゆっくりして」


息継ぎの仕方がわからなくて、戸惑っていたら少しだけ待ってくれた。


「お嬢様、可愛いすぎます」


いつもより男の人の顔をしている彼に、ドキドキせずにはいられない。


執事以外の彼をもっと知りたくなる。


上目遣いに彼を見つめ、甘えるように手を絡ませた。


「これじゃ、眠れないかも」


「俺もです」


「でも、1人で寝ると不安になっちゃうからやっぱり眠れないの」


「それは困りましたね」


そう言って私の首筋にキスを落とすから、思わず変な声が出て困った。


「ん……ひゃ……」