溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く


愛おしそうに見つめられ髪を撫でられた。


「俺、昨日まではもうお嬢様とは会えないと諦めていたんです。
たった1日のうちに自分の人生が180度変わったことがいまだに信じられなくて興奮して眠れなくなっていました」


「そっか」


そうだったんだ、私も同じ気持ちだった。


あんまり大きな幸せだから、1人では抱えきれなくなったのかもしれない。


でも、こうして2人でいれば自然と心が安らぐ。


「もう夜明け前です、もう少し眠らないとダメですよ」


「うん、でも眠れないかも」


カーテンの隙間から太陽の光がぼんやりと差し込んでくる。


もうすぐ、夜が明ける。


「そうですね、俺もです。
だったらこうしましょうか」