だったら、こんな重要なことをどうしてすぐに教えてくれないんだろう。


花束のことだけじゃなくて、さっき沢田さんが忠告してくれたように他にも私にいろいろ隠していることがあるのかな。


早く彼に会って、いろいろ聞きたい。


紫音とはちゃんと心で繋がってるって思ってる。


今の私を支えてくれてるのは間違いなく彼だから。


だけど、ほんの少し不安で胸騒ぎがするのはどうしてかな。


ううん、彼の顔を見ればきっとそんなマイナス思考なんて全部消える。


そうだよね、紫音。


早く授業が終わって彼がいつものように迎えに来てくれるのが待ち遠しくて仕方がなかった。