溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

少し前から執事バイトまで始めてくれた。


週3の執事バイトは確か18時から21時まで。
でもバイト終わりには決まって仲間と遊ぶって。


帰るのが遅くなるから晶ちゃんちに泊まって欲しいと頼まれる。


少し前には疲れてやつれているようにも見えたけど、自分は大丈夫、平気だって笑ってた。


執事として、私に申し訳ないみたいに言って落ち込むこともあった。


紫音は真面目で優しくて強い人。


いつだって彼は私のためにベストを尽くそうと頑張ってくれて。


私のために……。


私のせい……?


もしかして、授業を受けない、受けられないのは私のために何かをしなくちゃいけなくなったから。


もしそうだとしたら、それは一体なんだろう?


ぼんやりと思考しながら歩いていたら、いつのまにか教室に着いていた。


自分の席に腰を下ろした瞬間、深いため息をこぼして項垂れた。