溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

「そんな、謝らないでください」


彼が頭を下げるから私も慌てて頭を下げた。


そうか、紫音と彼は同じクラスで友達だって言ってたっけ。


紫音が、不器用かどうか私にはすぐにはピンとこない。


だって、私から見れば彼はなんでも簡単にこなしてしまう優秀な執事だから。


学年の成績や体力テストまで、あの天堂さんとトップ争いしているぐらいだし、おまけにあの容姿。


どこから見ても非の打ち所がない。


だけど、多分沢田さんが言いたいのはそういうことじゃないんだろうな。


ともかく、本当に授業を休んでいるのかどうかはきちんと確認しておこうと思った。


もし沢田さんの言うとおりだとしたら、紫音が私に何か隠し事をしてるってことになる。


学校に来てるくせに、授業をうけてないってなぜなんだろう……。


「わかりました。紫音のこと教えてくれてありがとうございます」