溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

「あのこれなんですが、我が主人からお嬢様宛の花束です。
紫音君にまた渡してもらおうと思ったら、欠席していたので直接持ってきました。
お受けとりください」


「へ?」


紫音は学校を休んでなんていはいはず。


だって朝、ちゃんと私と一緒に登校してきたもん。


そっか、休み時間に先生の用事を手伝わなきゃいけないから、たまたま教室にいなくて勘違いをされたのかもしれないな。


そのことを教えてあげようとしたら、沢田さんは神妙な表情を浮かべる。


「最近ちょくちょく休んでいたかと思えば7時間目の授業にだけ出席してきたりしてます。
担任からも注意されていましたけど、お嬢様はなにかご存知ですか?」


「え、あのそんなはずありません。何かの間違いじゃ」


「いえ、僕は紫音くんとは同じクラスですから間違いなんかじゃないですよ」


「え、でも、どうして」


一体どういうことなんだろう。