溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

異次元の身体能力を見せつけられたみんなはポカンとした顔をしている。


たぶん私も彼ら以上の間抜け顔をしていただろう。


運動神経がいいのは知ってたけど、これほどとは。


そう言えば、紫音って時々運動部から試合の助っ人を頼まれていたっけ。


先日のカフェテリアでもSP5人を振り切って私のもとに駆けつけてきたこともある。


「おいっ、こんなにすぐにあてるなっ」


「おまえお嬢様に向かってなんたる無礼を」


「本気で投げるんじゃない、遊びみたいなもんなんだから」


アウトになったお嬢様を庇いきれなかった3人の執事達から不可解な抗議を受ける紫音。


「は?マジでやるんじゃねーの?これ」


紫音は納得いかないと言う顔をしたけど、ここで試合はしばらく小休止になる。


そして執事どうしが一斉に集まってなにやら密談がはじまった。