溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く

花束ひとつで、ちょっとだけ心が和んでしまう私ってやっぱり甘いのかな。。。


「これさー、薫ちゃんから聞いたんだけどね」


晶ちゃんは周りを確認してから声を顰める。


「天堂生徒会長って、紫音さんのことを以前から目の敵にしていたみたいだよ」


「え、そうなの?どうして?」


「んー、なんか学年成績で紫音さんとトップ争いをしていたみたい。
勝敗は五分五分だったみたいだけど」


「そ、そうなんだ」


それで、どうして紫音のことを目の敵にするのかすぐには納得できない。


成績なんて、上がったり下がったりするだろうし。頑張った人が報われるのは当然のこと。


「天堂生徒会長からしたら、執事に負けることが許せなかったみたい。でね」


晶ちゃんが話し終える前に、我慢出来ずに声をあげてしまった。


「はあ?なにそれっ?」