あのあと、桜也と多分桜也が恋している幼馴染さんが2人で外に向かって手を降ったのだ。 誰か来たんだな…と思って覗き見はよくないけど、思わず見てしまった。 近づいてきたのは、男女2人だった。 1人の男性の方は……、黒い杖を持っている。 もう一人は……っ、 「椛ちゃん……。」 そう。 近寄ってきたのは、小説家である私の担当編集者の風乃椛ちゃん。 「……そっか。桜也は……、椛ちゃんの幼馴染だったんだ……。」 今度こそ本当にすべてを悟った。