「ご乗車ありがとうございましたーっ!」 はつらつとした明るい声の係員さんが、誘導してくれて外に出る。 外の冷たい空気は私たちの空気をさらに凍らせるようで体も心もジンジンする。 ……あーあ。観覧車も私たちの関係も全部全部終わっちゃった。 「ねぇ……、桜也。」 私は出口の少し前で桜也を呼び止めた。 止められた桜也がこちらを向いた瞬間、私ははっきりと口にした。 「"今まで"本当にありがとう。」