夕暮れリリィ

アスマは苦しそうに顔を歪める。


…ちがう。


そんな顔をさせたかったわけじゃない。




「それも、一つの理由かもしれない…。ごめん、メイナ」




「もういいよ。謝らないで」




なんだか、清々しい。




「さっき、最後の一つって言ったけど、もう一ついい?」



「うん」




「このクッキーね、上手にできたの。アスマに食べてほしいな」



「うん、ありがとう」