「…そう、だよね。こんなのあたしらしくない」



服の袖でごうかいに涙を拭う。




もう絶対、涙は流さなないんだからっ。





「ありがとっハルト。おかげで元気でた!」




「…?お、おう」




本人はいまいちわかってないみたいだけど気にしなーい気にしない!




…そうと決まれば行動あるのみ!




明日、アスマに告白するんだからっ。





そう心の中で宣言して焼きすぎてしまったクッキーを一口かじった。



口の中にほのかなココアの味が広がった。