確かに、お父様は私の婚約で一度失敗している。ただ、それは仕方ないことだ。
お父様が接していたのは、どちらかというとエルヴィー侯爵である。リビルト様のことを見極めるのは、無理な話だろう。
「……参考までに聞かせて欲しいのだけれど、イルルドはどういう人がいいの?」
「えっと、それは中々に難しい質問だね……」
「しかしそれは私も気になる所だな。やはり、本人同士の相性というのも大切だと思う。イルルドの気持ちも知っておきたい所だ」
「……」
私とお父様からの問いかけに、イルルドは考えるような仕草をしていた。
その顔は険しい。もしかして、この質問は答えにくいものだっただろうか。
そう思って、私とお父様は顔を見合わせた。思春期のイルルドに、こういう質問はやめておいた方がよかったのかもしれない。
「僕は……優しくて温かい人がいいかな? その、包み込んでくれるような人というか……」
お父様が接していたのは、どちらかというとエルヴィー侯爵である。リビルト様のことを見極めるのは、無理な話だろう。
「……参考までに聞かせて欲しいのだけれど、イルルドはどういう人がいいの?」
「えっと、それは中々に難しい質問だね……」
「しかしそれは私も気になる所だな。やはり、本人同士の相性というのも大切だと思う。イルルドの気持ちも知っておきたい所だ」
「……」
私とお父様からの問いかけに、イルルドは考えるような仕草をしていた。
その顔は険しい。もしかして、この質問は答えにくいものだっただろうか。
そう思って、私とお父様は顔を見合わせた。思春期のイルルドに、こういう質問はやめておいた方がよかったのかもしれない。
「僕は……優しくて温かい人がいいかな? その、包み込んでくれるような人というか……」



