「おーい!あけみ!」

「あ、おかえり」

「もー、遠くから叫んでるのに全然気づかないから」

「ごめんごめん、てか遠くから呼ばないでよ」

「えへへ、
 そうだ、俺、ここ来るとあれ思い出すんだよね。
 小学生の頃、お母さんたち待ってた時のこと」

「えっ・・・私も今それ思い出してた」

「おー!さすが幼馴染!笑」

「あんたが秋なのに水ん中入ろうとするから焦ったわ」

「俺、ここ来たらいっつも入りたくなるんだよなー」

「え、まって、やめてよ」

「流石に入んないよ!もう17ね?!」

「あんたならやりかねないよ。笑」

近くのベンチに座り、走り回る子どもたちを眺める