「お楽しみにきまってるじゃん」

「はぁ、わかった」



結局、頷いてしまう 



「てかさ、あんたイブ一緒に過ごす相手いないわけ?」

「えー、いないけど。なんで?」

「別に、幼馴染と過ごすぐらい暇なのかと思って」




少し考え込むような表情をして立ち上がったと思うと

ベッドに腰掛ける私の隣に座った



「なに」

「俺、あけみと過ごしたいから誘ったの、ね?」

「・・近いわ。
 レディーのベッド座ってんじゃないよ」

「えー?あけみだよ??」

「レディーだわ!」

「あけみー、お風呂入っちゃってー」

「はーい」

「じゃあね、おやすみ」

「おやすみ」



そういってまたベランダをまたいで自分の部屋に戻っていった

ふぅ、と息を吐いて心を落ち着かせる。

期待しないように、

幼馴染なだけだからと言い聞かせながらも頬が緩む



「なに着て行こうかな」