オレ、死んでない!

百花と光一は顔を見合わせ、あ然としました。

しばらく言葉も交わすことなく、ただ時間だけが
過ぎていました。

「あのさ」
「ねえ」
ふたりは同時に話かけ、にっこり笑いました。

(光一)オレたちも出会うべくして出会ってたんだな
オレたち死んでないんだな

(百花) うん、そうだね

(光一)オレたち、身体が無くなったものたちにとって
いちばん悲しいのは、地上にいる家族や友人が
死んじゃった!って思ってることだな
(百花)うん、うん、でも、そんなこと誰も教えてくれないし、みんな今も知らないよね

(光一)だったら、オレたちがその・つまり・この・ほんとうのことを、真実を伝えていかないといけないんじゃないか?
(百花)うん、そうだね!、あした神様にそのことをお祈りしようよ!」

ふたりの目は希望で輝いていました。