オレ、死んでない!

 光一のお母さんはいつのまにか、教会に向かっていました。
 由奈の泣き顔がたまらなくて、なんとか元気に受験に打ち込んでほしいと、心から願いました。

 (光一の母) あの、お祈りしてもよろしいですか?

 (先生) あ〜!佐藤さんでしたね。
 もちろんいいですよ。
 よければ、一緒にお祈りしますよ。

 (光一の母) あの、息子には彼女がいたのですが、その子が、ずっと息子のことを思い続けてくれていて、何だか申し訳なくて。
大学受験もあるし・それで・なんてお祈りすればいいでしょうか。

 (先生) そうなんですね。今お母さんが感じてる思いをそのまま、神様に聞いていただけばいいですよ。
ここはそのための場所ですから。