「すみません。ずっと告白の返事をしてなくて。頑張って振り向かせようとする璃子が可愛くて。」
「〜〜っ!!」
そこで名前で呼ぶのは反則だ。私、チョロいから許してしまうじゃないっ!
真っ赤なタコのようになった私を見て意地悪に笑う彼はきっと確信犯。
「………すき。」
「はい。俺も好きです。」
「っ……ううー。」
「どうしました?」
「幸せすぎて悶えてる……。」
「ふふっ。………好きだよ、璃子…。」
私の回答に美しく微笑んだ颯斗くんは、壁を背にもたれている私の首元に顔を寄せて甘く囁く。その声は艶やかで、蕩けそうになる。その上、吐息が耳にかかりくらくらしてしまう。
顔を首から離した颯斗くんはさぞ嬉しそうな顔をしている事だろう。
「…………いじわる。」
真っ赤な顔で見上げ、軽く睨むと…意地悪そうに笑っていた彫刻のように美しい顔が赤く染まり、目を見張った。
それから手で口元を覆って顔を背けてしまう。
「颯斗くん?」
「……っ。それは不意打ち…。」
「え………んっ!?」

