叶わぬ恋のタイムリミット

教室のドアをそっとあける。
自意識過剰かもだけど数人は私の方を見た気がする。
やっぱりかわいいからかな?なんちゃって。
前の黒板に貼られた座席表をみる。
わたしは左から3列目の前から2番目の席だ。
席に着いたらワインレッドに統一したキーホルダーをじゃらじゃらつけたスクバを机にかけた。
周りを見渡すとスクバの人なんていなくて黒の大人しいリュックばっかり。やっちゃったかなと少し反省。
なんとなく斜め後ろから視線を感じて振り返ってみるとびっくり、ハーフの可愛い子にみられてる!この時の私は自分可愛いって舞い上がってたから実際見られていたのかはわからないけど。
『ねーねー名前なんて言うの?』
『あすか、今川明日香だよ
あなたは?』
『わたしかすみっていうの!かすみってよんで!』
『あすかのこともあすってよんで!かすみのこと可愛いなって思って教室入ってきた時から見てたから話しかけてくれてうれしい』
やっぱり私のことを可愛いなって思ってみてたみたい!うれしい!なんて声には出さないけど調子に乗っていた。