「ええ…。」 とレオは俯いたまま無愛想に答えた。 そこに深夜3時過ぎだというのに女が一人でレオの隣りに座った。 「おじさん!まだいい?」 「ええですよ。」 「じゃ、アタシもビール頂戴!」 とその女性は、ストレートの長い黒髪をかきあげながら言い、レオの隣りに座る。 その女性のほのかな化粧の薫りがレオの鈍っていた嗅覚を刺激した。 女は30を少し過ぎてはいても所謂美人とされる感じで、しかもバリバリのキャリアウーマンのように見えた。