千年愛



授業が終わりエレベーターで

下に降りると、

玄関のドアの所に彼がいた。





私が彼に気付くと、彼もアタシに

気付いたようで近付いて来た。







「昨日はメールの返事遅れてごめんな。

あれからいつの間にか寝ちゃってて。」




「ううん。いいです。気にしないで。

…誰かと待ち合わせ?」




「そう!」

と言って彼はアタシを指差した。




「えっ!?アタシ?」