千年愛



すると繭子は天変地異でも

起こったかのように驚く。





「えーっ!マジでレオ様…電話したの!?」




「繭子が番号教えたんでしょ?」




「だって…マジでレオ様が

アンタみたいなネンネに…

なんて思いもしなかったし…

冗談じゃなかったんだ…。」




「そんなに驚くこと?」




「当たり前じゃん!…でも亜里沙…

今日からは気をつけた方がいいよ。

レオ様の取り巻きがそうそう簡単に

引き下がるとは思えないし…。」






繭子は私を散々脅かして、

その日はデートがあるということで

さっさと帰って行った。